| なお、F8トリブートのプロダクションモデルはまだ1台も生産されてないらしい |
さて、現在のところ購入する気MAXなフェラーリ・ローマ。
さっそくフェラーリ正規ディーラーを訪問してローマについて話を聞いてきたものの、正直現段階では「ほとんど情報がない」、とのこと。
フェラーリが正式に公開した以上のことは知らされていないそうですが、車両価格や納車時期についても不明だそう。
なお、ディーラーとしては「ポルトフィーノのクーペが出る」と聞いていたものの、実際に発表されてみると「けっこう違うな・・・」という印象もあったようで、ちょっとした戸惑いもあるようですね。
フェラーリはまだ発表済みニューモデルの生産体制を整えることができていない
フェラーリは今年に入って「F8トリブート」「SF90ストラダーレ」「F8スパイダー」「812GTS」そして「ローマ」を発表したわけですが、現段階ではF8トリブートですら「納車できる個体が1台も生産されていない」模様。
つまり現在存在するF8トリブートはプリプロダクションモデルのみ、ということになりますね。
フェラーリはつい先日、「2019年は多数のニューモデルを発表したために2020年はスローダウンし、発表した新型車を(セールス面で)軌道に乗せることに集中する」とコメントしたところ。
コメントの内容からは「市場への浸透を図る」という印象を受け、つまりメディアでの露出等を通じて認知度を高めるということになるのかもしれませんが、同時に「生産体制を確立する」ということも含まれそうです。
フェラーリは2019年に5つの新型車を発表するも22年までに”あと10台”の新型車を追加。ただし20年は「ペースを落とし、新モデルの浸透に注力」。22年までの計画を”おさらい”してみよう
生産の順番はF8トリブート→F8スパイダー→812GTS→ローマ→SF90ストラダーレ?
となると順番としては「F8トリブート」が最初に生産開始されると思われ、次いで「F8スパイダー」と「812GTS」が順に、もしくは平行して生産開始されるんじゃないか、とも考えています。
そしてその次にようやくローマとSF90ストラダーレということになるのではと推測していますが、この2つのみが「新生代コクピット」を持っており、パーツの手配や生産ラインの整備、工員の研修などを考えると、これらは連携して生産準備を進めるほうが効率面では優れるのかもしれません(つまりこれら、もしくはローマがF8系や812GTSより先に作られることはないだろう)。
これらは完全に推測ではありますが、ディーラーの推測によるとローマの実車を見ることができるのは1年は先、そして納車までは2年ほどかかるんじゃないかとのこと(繰り返しですが、現時点ではディーラー側もフェラーリから情報を与えられておらず、経験則や現状に照らし合わせての推測しかできない)。
ローマの価格はポルトフィーノの上?下?
そしてローマの価格についてですが、これは「抑えられるんじゃないか」といわれるものの、正式発表がないので「ナントモ」。
常識的に考えると「ポルトフィーノのクーペ」なので、オープン機構を省いた分「割安に」なると思われますが、エンジン出力が向上していたり、インテリアの世代が新しくなっているので、ポルトフィーノよりは「上」になるのかも。
ただ、ポルトフィーノの後継モデル(カリフォルニアに対してのカリフォルニア”T”のような)が登場したとき、そのモデルも最新インテリアが与えられ、価格が上昇することになるはずで、そのときはじめてローマは「ポルトフィーノ後継モデル」の下の価格となり、整合性が取れるようになるのかもしれません。
よって今の段階では発注もなにもできる状況ではなく、「なんらかの情報があれば改めて教えて」というところにとどまっています(こうやって買うタイミングを逸してしまうことがままある)。