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またまた登場、フェラーリ70周年限定「ワンオフの488スパイダー」。1957年の250テスタロッサをイメージしたカラーリング”ザ・シルバーフォックス”

2020/01/09

| ボディカラーはアルジェント・ニュルブルクリンクにロッソコルサ |

さて、ここ最近立て続けに日本から売り物が出てきた、「フェラーリの70周年記念ワンオフモデル」。
今回は海の向こうにて、メカム(Mecum)の開催するオークションにて競売に登場です。

フェラーリは2016年に「70周年」を迎えていますが、この際に発売したのが「70周年記念限定モデル」。
この限定モデルの内容としては、フェラーリの歴史にちなんだ70パターンのカラーリングを、当時の現行モデル5車種(488GTB、カリフォルニアT、488スパイダー、F12、GTC4ルッソ)に対して施すというもの。
70パターン×5車種ということで350台の限定モデルが存在するわけですが、一つの車種につき、そのカラーリングは「1台しか存在しない」ということになり、すなわちそのカラーリングを持つ該当モデルは「世界に一台のみ」。

今回のカラーリングは「ザ・シルバーフォックス」で、ベースとなるカラーはアルジェント・ニュルブルクリンク(シルバー)、そしてアクセントはロッソコルサ(レッド)。

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モチーフは1957年の250テスタロッサ・スパイダー・スカリエッティ

なお、この488スパイダー「ザ・シルバーフォックス」のデザインモチーフは1957年に数々のレースを制した”250テスタロッサ(TR)スパイダー・スカリエッティ”。
3リッターV12エンジン(240馬力)をフロントに積み、トランスミッションは4速マニュアル、駆動輪は後輪のみ、最高速度は270km/h。
エンジンのヘッドカバーがレッドにペイントされていたことから「赤い頭=テスタロッサ」と命名されています。

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このフェラーリ488スパイダーは250テスタロッサ(TR)スパイダー・スカリエッティのカラースキームを忠実に反映させたということになりますが、当時ボディサイドに記されていたスポンサーの「シェル」を意識したのか、ブレーキキャリパーはイエロー。
リアのホイールハウス前側には「70周年記念」バッジが装着されていますね。

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北米仕様なのでフロントにはオレンジ、リアにはレッドの「サイドマーカー」が装着されています。
このサイドマーカーは北米特有の装備だとも言え、しかし多くのクルマのデザインをスポイルしてしまうのもまた事実だと考えています(フロントサイドマーカーの代わりに、フロントウインカーのレンズがオレンジになるクルマも多い)。

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インテリアは鮮やかなレッド、そしてホワイトのパイピング。

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他の「ザ・シルバーフォックス」も見てみよう

そしてこちらはカリフォルニアTの”ザ・シルバーフォックス”。
もちろん今回紹介する488スパイダーと同じカラーリングです。

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こちらはF12。
このほかにも488GTB、GTC4ルッソのシルバーフォックス版が存在しますが、いずれもインテリアは「レッドにホワイト」の共通仕様となっています。

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今回オークションに登場する個体については走行距離1,723km、パワートレーンは通常のフェラーリ488スパイダーとかわらず3.9リッターV8ツインターボ、出力は670馬力。
0−100km/h加速は3秒、最高速ウドは325km/hを誇ります。

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