| フェラーリはついにV6ハイブリッドを投入か |
動画の撮影者によると、そのサウンドはV8ではなく「間違いなくV6」
さて、ちょっと前にはフェラーリSF90ストラダーレに「可視光線を吸収する」特別なブラックをペイントした個体が目撃されていますが、今回はさらにその上にホワイトのテープが貼られたプロトタイプが目撃に。
なお、撮影者によれば、このプロトタイプのエンジン音はV8ではなくV6だと断じていますが、動画からそれを判別するのはちょっとむずかしい、とも思います(たぶん、ぼくがその場にいたとしてもV8とV6とのサウンドを判別できない)。
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V6ハイブリッドモデルはV8モデルとの置き換えに?
なお、このプロトタイプについて見た目そのものはSF90ストラダーレとほぼ変わらないように見えるものの、撮影者の主張を信じるならばリアフードの下にV6エンジンが収まっているということに。
そしてV6エンジン単体をパワーユニットとするとは考えにくく、おそらくはハイブリッドユニットと組み合わせられている可能性が高そうです(ただ、動画を見る限りでは、ハイブリッドを示す高電圧ステッカーは貼られていない)。
そしてV6エンジン+ハイブリッド、しかもミドシップとなるとマクラーレン・アルトゥーラと同じパッケージングということを意味しますが、このV6ハイブリッドが「新しく追加される新ラインアップなのか」それとも「V8ミドシップモデルとの置き換えなのか」は現時点では不明です。
ただしフェラーリといえどもいずれはすべてのラインアップを電動化せざるをえず、となるとこのV6+ハイブリッドは(V8+ハイブリッドが導入されなければ)フェラーリのメインストリームとなる可能性が高く、もっとも注目すべきニューモデルということになりそうですね。
V6エンジンはフェラーリの歴史上でも大きな意味がある
なお、フェラーリ創始者、エンツォ・フェラーリは「V12エンジンを積まないフェラーリはフェラーリとは呼ばない」と断言し、V12エンジン搭載車こそが真のフェラーリだという信念を持っていましたが、その息子であるディーノはV6エンジンに対して多大なる情熱を傾けており、エンツォはディーノの死後にその名を冠したV6エンジン搭載モデル「ディーノ」を発売したことも。
さらに現在のF1を戦うF1マシン、SF21に使用されるパワーユニットとの共通性もあり、フェラーリがV6エンジン搭載車を市販する意義は大きいと言えますね。
ちなみにこのV6エンジン搭載ニューモデルは、かつて「はじめてV6エンジンを搭載したフェラーリ」にちなみ、”ディーノ”と名付けられるという話があるものの、現在のところフェラーリはこれについて何も語らず、よって事実関係は不明です。
フェラーリの謎プロトタイプが走行する動画はこちら
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