【動画】新型フェラーリV6ハイブリッドの走行風景が目撃される！ウワサの「ディーノ」名称の復活なるか？

｜　フェラーリは頻繁に新型V6ハイブリッドをテスト中、9月には発表と言われるが　｜

新型フェラーリV6ハイブリッドのエンジン、パワートレイン、駆動方式すべてが「不明」

さて、ここ最近様々な情報が飛び交っているフェラーリの新型「V6ハイブリッド」モデルのプロトタイプ。

V6エンジンを積んでいると見られることから、スパイフォトグラファーの間からは「ディーノ」と呼ばれることが多いようですね。

「ディーノ」には悲運の歴史がある

なお、かつての「ディーノ」は、フェラーリ創業者であるエンツォ・フェラーリが「V12エンジン搭載車以外はフェラーリとは呼ばない」と断言していた時代に誕生したクルマ。

その設計や開発を担当したのはエンツォ・フェラーリの長男であるアルフレード（愛称がディーノ）で、24歳という若さにて（デュシェンヌ型筋ジストロフィーで）この世を去り、エンツォ・フェラーリがその意志を受け継ぎ、V6エンジン搭載モデルを「ディーノ」と命名して発売したわけですね。

当時の「ディーノ」は、フェラーリの苦しい販売状況を助けるために企画された廉価版であり、フェラーリは自社ブランドの価値を損なわないように「フェラーリのエンブレムを装着せずに」販売したそうですが、結局のところセールス的にはうまくゆかず、エンツォ・フェラーリの直々の命によって（北米市場向けの在庫が）フェラーリのエンブレムに付け替えられることになった、という話も。

フェラーリは本当に「ディーノ」という名称を採用？

そこで気になるのがフェラーリは本当に「ディーノ」を名称として復活させるのかということ。

近年のフェラーリは、過去のモデルにちなんだデザインを採用する傾向にあり、つまり「回顧傾向」にあると思われます。

特にその傾向はローマのようなライフスタイル系フェラーリに顕著であり、こういった傾向を見るに「ディーノ」の名称としての復活もありそうです。

ただ、フェラーリはデザイン的な要素として過去モデルのディティールを取り入れることはあっても、その名称として過去モデルを復活させることはないようなので（テスタロッサの商標も放棄した）、その観点だと「デザインとしてディーノを取り入れるものの、名称として使用はしない」のかも。

採用されるエンジンはアルファロメオ？マセラティ？

なお、この新型V6フェラーリは「ハイブリッド」となるのは間違いなさそうですが、問題となるのはそのハイブリッドシステム。

フロントにモーターを仕込んだ4WDになるとも、トランスミッションにモーターを仕込んだ後輪駆動になるとも言われ、そのハイブリッド方式も「F1由来」「ごく普通のハイブリッド」など色々な見方があるようですね。

ただ、いずれにせよ「フェラーリ独自の設計」を持つハイブリッドシステムになると言われ、マクラーレン・アルトゥーラと真っ向から対決することになりそうです。

なお、搭載される「V6」エンジンについては、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオに積まれる2.9リッターV6説、マセラティMC20用の3リッターV6という話もある模様。

新型フェラーリV6ハイブリッドの走行風景を収めた動画はこちら

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参照：Varryx