| フェラーリ296GTBはなにからなにまで新世代 |
そのデザインはフェラーリの過去と未来を結ぶ「架け橋」
さて、フェラーリは「初のV6ターボエンジン搭載」モデルとなる296GTBを発表していますが、これは各方面にて絶賛をもって受け入れられている模様。
296GTBに搭載されるV6ターボエンジンは単体で654馬力を発生し、これにエレクトリックモーターを搭載することでシステム合計830馬力を発生します。
ポジション的にはF8トリブートとSF90ストラダーレの中間に位置しますが、パフォーマンス的にも両者の間というポジションを持っており、一部では「296GTBを投入する必要はなかったのでは」という議論もある模様。
-
【動画】フェラーリがV6ハイブリッドモデル「296GTB」発表!出力は予想を遥かに超える830馬力、F8トリブートを越えるパフォーマンス。日本での価格は3678万円
| 296GTBはエントリーモデルだと言われていたが、どうやら価格は「エントリー」ではなさそうだ | フェラーリとしては「新しい」機能やデザインがテンコ盛り フェラーリが先般から予告していたニューモデ ...
続きを見る
現時点ではフェラーリのラインナップが今後どうなってゆくのかは不明
なお、現在フェラーリのラインナップは過渡期だと思われ、ゆくゆくは「すべてハイブリッド」、さらに「ピュアエレクトリック」へと移行してゆくことになりますが、その中でこの296GTBは「F8トリブートが販売終了となったのち、そのポジションへ」と落ち着くものと思われます。
そして296GTBはフェラーリの今後を示すデザインを持つものと思われ、SF90ストラダーレとともに「新しい顔」そして「上下がカットされたテールランプ」を持つことも注目すべき点。
そして296GTBのひとつのハイライトがこのエンジンフード。
バブル状に膨らんだクリアパーツですが、おそらくはポリカーボネートなんじゃないかと推測。
そしてもうひとつの見どころがフェラーリのかつてのレーシングカー、250LMへのオマージュとなるリアフェンダー。
静止画でみると「さほど」ではあるものの、動画で見るとその膨らみっぷり(おそらくは250LM以上)がよくわかり、エンジンフードとあわせてリアセクションはかなり強烈な印象を放っているようですね。
そしてテールランプ、エキゾーストパイプも「新世代」。
なお、フロントには(SF90ストラダーレとは異なり)モーターがないためにトランク内は広々。
内張りがなく樹脂もしくはカーボンファイバーのように見えますが、これは(この車両が)アセットフィオラのパッケージ装着車だからなのかそうでないのかは不明です。
こちらは充電器。
フェラーリ296GTBのインテリアはこんな感じ
そしてこちらはフェラーリ296GTBのインテリア。
やはりSF90ストラダーレとの高い共通性が見られ、フルデジタルメーターを装備します。
センターコンソール上のギアセレクターも「戦闘機のスロットルレバーにインスパイアされた」という最新デザイン。
エアコン等の操作はすべて「タッチ」。
フェラーリがここまで進化しようとは・・・。
トップギアがフェラーリ296GTBを紹介する動画はこちら
合わせて読みたい、フェラーリ296GTB関連投稿
-
フェラーリ「296GTBは完全にディーノとは異なる性質を持ち、ディーノの名を与えるべく開発されたクルマではない」。廉価版として開発された当時のディーノとの関連性を否定
| フェラーリ「ディーノは、車格、性能、価格すべての面において妥協していたが、296GTBは違う | なお、ディーノがフェラーリであるかどうかは未だに議論がなされている(ボクはフェラーリにカウントして ...
続きを見る
-
フェラーリ296GTBのコンフィギュレーター公開!ボディカラーは全26色、内装は全15色、走り志向の「アセット・フィオラノ」パッケージも
| いつもどおり、内外装にシックなカラーを用意するのはフェラーリならでは | アセット・フィオラノ・パッケージ用ストライプはイエローとシルバー さて、フェラーリは296GTBを発表したところですが、間 ...
続きを見る
-
フェラーリ「296GTBのV6はマセラティMC20のV6とはなんら関係性がない。フェラーリは何者の真似もしないし、他から何かを受け継ぐこともない」
| フェラーリの「コアバリュー」たるエンジンを他社と共同設計したとなると、さすがにエンツォ・フェラーリも墓から蘇って怒鳴りそう | 実際のところ、バンク角やタービンの配置は全く異なる さて、フェラーリ ...
続きを見る
参照:Top Gear