| さらにはモンツァSP1/SP2でサーキット走行も |
ボクがオーナーだったらもったいなくてなかなか乗れない
さて、フェラーリがそのラインアップを一新し、ごく限られた顧客のための超限定シリーズ「ICONA」を発表したのは2018年9月でしたが、その一ヶ月後に発表されたのが812スーパーファストをベースにしたレトロなスタイルを持つ「モンツァSP1/SP2」。
ちなみにこのICONAはフェラーリの販売台数のうち5%を構成し、残りのうち5%は(488ピスタのような)スペシャルシリーズ、40%は(GTC4ルッソ、ローマのような)GT、50%は(296GTBやF8シリーズのような)スポーツモデルにて構成されるとアナウンスされています。
そして今回、モンタレー・カーウィークの一環としてラグナセカ(サーキット)へと33台のモンツァが集まるというイベントが開催されていますが、モンツァSP1/SP2は1台2億円からだと好評されているので、最低でもここに「66億円(市場価値に換算するともっと高く、90億円くらいと言われる)」が存在するということに。
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フェラーリ・モンツァSP1/SP2はこんなクルマ
モンツァSP1/SP2は、上述のとおり「限られた人(VIP顧客)のみ」に販売される限定モデルで、生産台数は499台。
デザインに関しては、750モンツァ(MONZA/1954年)、860モンツァ(1956年)のネーミング、フェラーリのバルケッタ(オープンモデル)の元祖でもある166MM(1948年)のエッセンスを反映させたといい、しかしレトロなだけのクルマではなく最新の技術が反映されていることも一つの特徴です。
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ウインドシールドが存在しない「スピードスター」ではありますが、フェラーリが特許を取得したという「バーチャル・ウインドシールド」なる小さなスクリーンが設けられ、乗員を風から守ることになります。
なお、一人乗りの「モンツァSP1」、二人乗りの「モンツァSP2」とが存在し、購入者はそれぞれの仕様を選択可能。
顧客を絞ることで「量販モデルでは実現できないデザインの自由度が達成できた」と言われ、たとえばドアはごく小さなものが装備されるだけで、乗降には「注意と愛情」が要求されることになりますが、要は「そういった顧客しか乗る資格がない」ということですね。
モンツァSP1/SP2ともに全長は4657ミリ、全幅1996ミリ、全高1155ミリで、ベースモデルである812スーパーファストと同じ全長ながらも広く、そして広くなっています。
同じカラーリングは2台として存在しない?
なお、見ての通りカラーリングやストライプ、ホイール、インテリアは多種多様で、おそらくは2台として同じ仕様はないんじゃないかという印象(フェラーリもそれを慎重に避けているのかも)。
その多くは過去のフェラーリのレーシングカーにモチーフを求めているようですが、中には「フェラーリとしては珍しい」ホワイトも。
パープルにゴールドという、あまりに渋いカラーを持つ一台。
美しいライトブルー。
なお、フェラーリ・モンツァSP1/SP2に搭載されるエンジンは6.5リッター V12 (810馬力)、0-100キロ加速は2.9秒、0-200キロ加速は3.7秒、最高速度は300km/h以上。
重量はモンツァSP1が1500キロ、モンツァSP2では1550キロだと公表されています。
基本的には「コレクション用」のクルマであり、実際に乗る人は非常に少ないのではと考えていたものの、こうやってイベントに乗り付けるオーナーがここまでいたというのはかなりの驚きですね。
参考までに、モンツァSP1/SP2購入者限定にて、ロロ・ピアーナとベルルッティとのコラボレーションによるレーシングスーツ、ジャージ、ヘルメット、グローブ、スカーフ、レーシングシューズ等も販売がなされています。
いずれもクラシカルなデザインですが、これもモンツァSP1/SP2同様に、最新の技術をもって仕立てられているとのことで、イメージは「ジェントルマンドライバーなのだそう。
おそらくこのヘルメットはそういったコレクションの一部だと思われます(同じヘルメットをかぶっている人がけっこういる)。
その後はラグナセカへと乗り入れてサーキット走行を行っていますが、さすがはアメリカだけあってスケールの大きなドライバーが多いようですね。
フェラーリの超限定モデル、モンツァSP1/SP2が一堂に会する動画はこちら
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参照:Shmee150