| もうフェラーリの純粋な自然吸気V12サウンドを聞くことができなくなる日が迫っている |
フェラーリは次期V12モデルも自然吸気のまま存続させるというが
さて、フェラーリ812コンペティツォーネが雄叫びをあげてフェラーリのフィオラノ・サーキット(テストコース)を疾走する姿が目撃に。
この812コンペティツォーネは「812スーパーファストのサーキット走行特化版」、つまりスペシャルモデルとして2021年5月5日に発表されています。
なお、同時にこのオープンモデル、812コンペティツォーネA(アペルタ)も発表されていて、両方とも830馬力を発生する6.5リッターV12エンジンを搭載しており、限定台数は812コンペティツォーネ(クーペ)が999台、812コンペティツォーネAが599台。
例によってオープンモデルのほうがかなり少ない台数に設定されており、当然ですが両方とも完売しています。
もうフェラーリの限定モデルは一般人には手が届かない
そして今回はこの希少な812コンペティツォーネがサーキットを疾走する姿が収められているわけですが、ボディカラーは「ジアッロ・トリポロ・ストラート」だといい、これは550万円くらいのオプションだと紹介されています。
さらにこのストライプは200万円くらいのオプションだとされ、他のオプションをあわせると、この車両のトータルは8000万円くらいになるんじゃないか、と見積もられているようですね。
非常に高価な車両ではありますが、その金額を支払えるだけの能力があっても購入できないのが現在の限定フェラーリで、これはフェラーリの定める「購入資格」が非常に厳しいため。
これまでの購入履歴、現在の保有状況、その人のネット上での価値などを複合的に考え、フェラーリが「買ってほしい」と思うVIP顧客のみに案内がなされると言われますが(つまり招待制)、その門があまりに「狭すぎる」わけですね。
なお、この動画が撮影されたのは上述の通りフィオラノ・サーキットですが、どうやら(一般人が)こういった動画を撮ることができるような場所が存在する模様。
ぼくが訪れたときはこういった「内部が見える」場所はなく、しかし何かをテストしているサウンドだけが聞こえてきたのですが、蛇の道は蛇というか、スパイフォトグラファーにとっては「抜け道」があるのかも。
もしくは、近隣の住宅と交渉し、「サーキットを見ることができる位置」に陣取らせてもらっているのかもしれません。
フェラーリがフィオラノ・テストトラックで812コンペティツォーネを走らせる動画はこちら
フェラーリは「296GTB」もテスト中
そして最近のフェラーリは非常に忙しく、発表済みのクルマのテストを行っているほか、未発表の「新型ICONA」「新型ハイパーカー」「296GTS」「プロサングエ」など様々なプロトタイプをテスト中。
今回は296GTSのテストを行う動画が撮影されていて、こちらはマスプロダクション開始前の最終調整といったところなのかもしれません(近年では、ある程度発売の目処がたった時点で発表し、そこから完成までテストを継続するパターンが増えた。つまり発表時には開発が完了していない)。
フェラーリ296GTBのテストを行う動画はこちら
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参照:Varryx