| フェラーリ、とくにローマをチューンする人は少ないと思われるが |
それでも需要は少なくはないと思う
さて、ドイツのチューナー、DMCがローマのボディキットそしてチューニングメニューを発表。
一般にフェラーリの場合は「カスタムを嫌う(純正を好む)」人が多いとされていますが、ローマの購入者の70%が「初めてフェラーリを買う人」だと報じられており、となるとローマの顧客はこれまでのフェラーリとは異なって改造を行うことに抵抗が少ない人が多少なりともいるのかもしれません(ただ、ローマの性質を考慮すると、これをチューニングしようと考える人は少なそうではある)。
参考までに、つい先日はノビテックがローマのカスタム/チューニングプログラムを発表したところですね。
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その名は「Fuego」
そしてDMCはこのローマのアップグレードパッケージについて、スペイン語で「火」を意味するFuegoと命名。
つまりは見た目がホットだということになりそうです。
まずはボディキットだとフロントアンダーにスプリッター、リアサイド下部にはウイング、トランクリッドにはリアスポイラー、そしてリアディフューザーにはインサートも。
いずれも大きくスタイリングが変わるものではありませんが、ちゃんとダウンフォースを発生するといい、そして「悪目立ちしないので」けっこう取り入れやすいのかもしれません。
ちなみにサイドウイングのパーツ単体だとこんな感じ。
これらエアロパーツはすべてネイキッドカーボン製で、グロス仕上げもしくはマット仕上げが選べる、とのこと。
装着するとこう。
ちなみにホイールはカナダのピュールホイール社製を装着しており、ホイールサイズはフロント21インチ、リアには22インチ。
スポーツスプリングによって車高を35ミリ落としており(フェラーリは意外とタイヤとタイヤハウスとのクリアランスが大きい)、オフセットも変更して「ツライチ」に収まっています。
リアスポイラーも小ぶりで「主張しすぎない」デザインですね。
出力はなんと88馬力アップ
そして驚きなのは「外観のアップグレードが控えめなのに対し」、3.8リッターV8ターボエンジンの出力がなんと88馬力もアップして620馬力から708馬力にも達していること。
さすがターボエンジンといった感じですが、この出力向上は燃料噴射や点火、ブースト圧制御などECUのプログラム変更が大きく貢献しており、しかしタービンやピストン / コンロッドなどのメカチューンは行っていないもよう(それでこのパワーアップを実現できるとは)。
DMCによると、このパワーアップによって0−100キロ加速は3.4秒から3.2秒に、時速200キロまでだと9.3秒から8.9秒へ、そして最高速は時速320キロから326キロへと向上するといい、実際に相当なパフォーマンスアップが期待できるということになります。
DMCによるフェラーリ・ローマのカスタムを紹介する動画はこちら
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参照:DMC