2022年4月の国内輸入車販売状況！もっとも昨対で伸びたのはロータス、次はフェラーリ。ボルボも販売を伸ばし、もしかするとアウディを通年で超えるかも

｜　日本だと輸入車は「嗜好品」としての性格が強く、高額な製品、特徴のある製品ほど売れやすいようだ　｜

それにしてもフェラーリの圧倒的な強さには驚かされる

さて、2022年4月の日本国内における輸入車登録台数が発表。

全体だと1万5790台が登録され、これは前年比96.2％という数字となっており、国産車に比較すると落ち込み幅が小さくなっています。

そこでまず上位を見てゆくと、BMWが前年比67.6％と大きく落ち込み、目前に捉えていたフォルクスワーゲンを（2022年の）累計にて超えることができず、ただし受注が好調だという話も聞くため、今後挽回の可能性もありそうですね。

そしてアウディは累計だと完全にミニに抜かれた形となり、そしてアウディに迫るのはボルボですが、状況次第では、通年でボルボがBMWを抜くということも起こりうる状況です。

スポーツカーは状況が大きく分かれる

そしてここへきて状況が二分されているのがスポーツカー。

2022年4月の販売においてもっとも前年比で伸びたのはロータス（180％）そしてフェラーリ（172％）ではあるものの、マクラーレンは71％、ランボルギーニは70％とやや弱い展開となっていて、これはチップ不足が影響している可能性もありそうですね（特にマクラーレンはチップの在庫が非常に薄くなり生産ができない状態だと報じられている）。

そのほか目にとまるのはマセラティ（147％）やベントレー（107％）、ロールスロイス（106％）といった高級車ブランドの底堅さですが、逆にルノー、プジョー、シトロエン、フィアットといったコンパクトカーは前年比で10～35％ほど落としており、「高いものほどよく売れる」という日本市場の特殊性を表しているとも考えられます。

2022年4月における日本国内輸入車ブランドの販売状況はこうなっている

参照:日本自動車輸入組合