| 修理がなされた直後のフェラーリが燃える例もまた珍しくはない |
ただし今回の例はあまりに悲しすぎた
さて、「フェラーリが燃える」というのは万国共通の事象ではありますが、今回はフランスにてF355が全焼してしまった様子が動画にて公開されることに。
この動画を公開したのはタレック・サラー氏なる人物で、カリフォルニア州ロサンゼルスに住んでおり、しかし今回このフェラーリF355を購入するためにフランスのマルセイユに飛び、そこでこのクルマをドライブした結果、残念ながら燃えてしまったようですね。
ただ、唯一幸いだったのは誰も怪我をしなかったということで、それを喜ぶしかないのかもしれません(ロサンゼルスからフランスへとやってきたタレック・サラー氏にとっては不幸でしかありませんが)。
現在のところフェラーリF355発火の原因は「不明」
状況としては、タレック・サラー氏が購入予定のフェラーリF355を(助手席にて)試乗していたところ、ちょっとガソリン臭い匂いが漂ってきて、しかし気にせず走っていたところ他の車がなんらかの合図をしていることに気づき、クルマを停めてみるとリアから煙が出ているのを発見することに。
そしてあっという間に炎が広がり・・・。
もはや手がつけられない状態に。
おそらく燃料系のトラブルが火災の原因?
このフェラーリF355は1994年モデルだといい、つまりF355の初年度生産。
コレクターによって丁寧にメンテナンスがなされていたといい、燃料パイプに関するリコール対応もなされていた、とのこと。
そしてそのオーナー、つまりコレクターの運転にて整備工場へと向かう途中にこの事故が発生したと述べており、文字通り晴天の霹靂といった感じかも。
フロントのごく一部は生き残っており、しかしそこから後ろはこのとおり「全焼」。
そしてフェラーリF355は積車に載せられ修理工場へ・・・。
ここまで燃えるのか・・・と驚かされるほど「燃え尽きた」状態です。
スーパーカーはエンジンが発生する熱が非常に高いために樹脂類が痛みやすく、パイプやジョイントがすぐに劣化してしまうため、スーパーカーメーカーはこういった事故を防ぐために交換サイクルを定めていますが、それを守らなかった場合に樹脂部分の裂け目から燃料が漏れ、それが原因で発火に至るとは言われます。
ただ、今回の例だと「対策済み」だったとのことなのでこの例には当てはまらず、まさに燃えた原因は「ナゾ」。
しかし意外とよく聞くのが「修理直後に燃えた」という話であり、今回の例についても、もしかするとどこかに不備があり、それによって燃料が漏れた可能性もありそうですね。
フェラーリF355が炎上する動画はこちら
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参照:Tarek Salah