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まさかサンルーフ付きのフェラーリ360モデナが存在したとは・・・!当時オプション設定がなされ、25台のみが製造されたレアモデルのうちの1台が競売に

2022/12/27

まさかサンルーフ付きのフェラーリ360モデナが存在したとは・・・!当時オプション設定がなされ、25台のみが製造されたレアモデルのうちの1台が競売に

| しかもサンルーフはスライドせずに「取り外し式」 |

このサンルーフを選んだのはかなり奇特な人々なのかもしれない

さて、ちょっと珍しいフェラーリ360モデナがオークションへと登場予定。

フェラーリ360モデナはルカ・ディ・モンテゼーモロCEO主導のもと全くの白紙から設計された新世代のフェラーリで、「軽量化」「シャシー剛性の向上」をキーとして企画がなされています。

360モデナはフェラーリF355の後継モデルとして1999年に登場していますが、それまでの伝統からの脱却を目指したデザインがなされ、フロントのセンターグリルからは伝統の「格子状グリル」が消え去ることに。

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デザインはある意味での「クラシカルへの回帰」

それまでのフェラーリが持っていたウェッジシェイプからやや離れた観点によってデザインがなされ、F355から一転して優雅な曲線が用いられることとなり、これは「ディーノ」「(296GTB / 296GTSのモチーフでもある)250LM」を意識したもの。

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このエアインテークが250LMにインスパイアされた部分ですね。

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ヘッドライトはイタリアはじめ欧州で導入された「デイライト法」に対応するため「固定式」に。

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ただし真に革新的であったのはその車体構造であり、アルコア社の協力によって開発されたオールアルミ製モノコックシャシーを持ち、サスペンションアームに至るまでアルミ製。

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このシャシーは12個のアルミニウム押し出し成形材をスポット溶接にて組み立てたもので、F355に比較して剛性が40%高く、重量が28%も削減されたことが大きな特徴であり、さらにはエンジンやトランスミッションケース、そしてボディパネルまでもがアルミニウムにて成形されています。

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搭載されるのは395馬力を発生する3.6リッターV8エンジンで、赤い結晶(リンクル)塗装が施されたヘッドカバー、そして跳ね馬(カバリーノ・ランパンテ)が気分を盛り上げてくれます。

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なお、360モデナは快適性や豪華さが追求されており、これは北米市場をメインターゲットとして設計されたからなのかもしれません。

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ホイールベースはF355に比較して150ミリ延長され、シートの後方には手荷物を置くことができるスペースも(サイズ次第だが、ゴルフバッグも2個載るらしい)。

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電動シートやハイグレードオーディオも選択でき、これまでのフェラーリとは全く異なる思想を持つこともわかりますね。

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トランスミッションは6速マニュアルもしくはF1(セミオートマチック)のいずれか、そしてハンドル位置は右左が用意されています。

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このフェラーリ360モデナにはなんと「サンルーフ」が装備

そして驚くのは、このフェラーリ360モデナにサンルーフが装備されていること(サンルーフが選べることは知らなかった)。

もちろんこれはオプションですが、このサンルーフを装着した360モデナは何と25台しか存在しないといい、ある意味では相当に希少な存在だと言えます。

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ただしこのサンルーフはスライドせずに「取り外し式」。

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取り外したルーフは専用のケースに入れてシート後方に収納できるそうですが、開口部が小さい割に(おそらく)相当に高価であると思われ、25台しかこれを装着した車両が存在しないということにも納得です。

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このフェラーリ360モデナについて、新車から3オーナー、そして現在のオーナーは高名なフェラーリコレクターなのだそう。

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2015年には大規模整備が行われ、よくある「ボタンのベタつき」の修復に加えてセンターコンソールの再塗装なども行われ、走行距離は51,814kmだと紹介されています。

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参照:RM Sotherby's

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