| おそらく車体重量は相当に軽く、もしかしたらパワーウエイトレシオ「1」以下かも |
そしてサスペンションは「ノーサス」レベルにガチガチ
さて、2年ほど前からその進行状況をお届けしている「フェラーリ308にホンダのK24エンジンをスワップする」というカスタムカー。
これはビルダーであるマイク・バロウズ氏が多大なる時間とコストをかけて推進しているプロジェクトであり、そしてこの画像からもわかるとおり「ただの」エンジンスワップ車両ではなく、徹底的に手が入った「魔改造車」のたぐいです。※ロブ・ダーム氏のマツダRX-7と一緒で、なかなか完成しない
-
【動画】フェラーリ308のエンジンをホンダ製4気筒へスワップ、さらにボディにはリバティーウォーク製ワイドフェンダーを装着するユーチューバー現る
| まだまだ改造中なるも、なかなかにスゴいフェラーリ308が出来上がりそうだ | さて、フェラーリ308GTBiのレストモッドを行い、そのエンジンをホンダのK24エンジン(アコードやアキュラに積まれる ...
続きを見る
ちなみに搭載されるエンジンも極限までチューンされた1,000馬力(ターボ化)、そしてトランスミッションはレース用のシーケンシャルという本気仕様。
-
フェラーリ308GTBiにホンダ製4気筒エンジンをスワップした「フェラーリ244K」誕生!製作にかかったのは700日、その情熱は高く評価すべき【動画】
| リトラクタブルヘッドライト、キーシリンダーが残されているのは「高評価」 | ボディ同色ホイールもレーシングカーみたいでカッコいい さて、ちょっと前に紹介した、「フェラーリ308GTBiにホンダのK ...
続きを見る
ホンダエンジンを積んだフェラーリ308はこんなクルマ
上述の通り、このフェラーリ308の改造には長い時間がかけられていますが、その理由は車体をほぼドンガラにまで分解し、サスペンションのパーツをワンオフで製作したり冷却系も自身で設計し新設しているためで、いわば「手作りで一台のクルマを作っているようなもの」。
そして今回ようやくシェイクダウンを行うまでにこぎつけ、その試乗の様子とこれまでの製作を振り返る動画が公開されており、ここでその内容を見てみたいと思います。
まずこちらはロールケージを組み込んでいるところですが、見てのとおり側面にまで補強が入るレーシングカーばりの構造。
ウイングは自作によるカーボファイバー、そして自作のアルミプレートにて。
ナックルやサスアーム、ピロジョイントも自作。
ブレーキセットはレーススペックを採用している、とのこと。
ショックアブソーバーもKW製のレーススペック。
ダッシュボードはこう。
基本的にはもともとのフェラーリ308のフレームがほぼ残っておらず、エンジンやトランスミッション、サスペンションも入れ替えられているので、これをフェラーリと呼ぶのはちょっとはばかられるかもしれませんね。
ボディも大幅に改良され、特にリアセクションは1,000馬力のエンジンを冷却するために構造が変更されています(水冷インタークラーも自作して装着している)。
リフトアップした状態でこの(タイヤとホイールの)クリアランスなので、サスペンションには「伸び側」のストロークがほぼないということがわかります。
そしてようやく完成していざ試乗に。
こうやって見ると、コクピットがロールケージでぐるりと囲まれていることが明確に。
動画を見ていると、「ノーサスなんじゃないか」というレベルの動きを見せていて、正直ドライバーの腰が心配なレベルです。
外装はこんな感じで、ダクトやインテークが追加され、前後オーバーフェンダー装着に加えてウインドウ類は(フロント含め)すべてアクリル化されています。
サイドステップ、そして大きなリアウイングが追加されているものの、意外やリアディフューザーが取り付けられておらず(以前のバージョンでは装着されていたように記憶している)、しかしまだまだこのフェラーリ308は「進化の途中」だというので、次に公開される動画ではさらにバージョンアップした姿を見ることができるかもしれませんね。
ホンダの4気筒エンジンをスワップしたフェラーリ308が走行する動画はこちら
合わせて読みたい、フェラーリのレストモッド関連投稿
-
フェラーリ288GTOオマージュ、308系のレストモッド「グラントゥーリスモ」登場!価格は未定、ただし19台のみが生産されるもよう。288GTO開発者も設計に参加
| ボディパネルはフルカーボン、愛しのリトラクタブルヘッドライトも再現 | ドナーカーは308系、エンジンは308系の横置きから288GTO同様の縦置きに さて、2020年にフェラーリ308のレストモ ...
続きを見る
-
さぞかしいい音を奏でるんだろうな!フェラーリ・テスタロッサのレストモッド続報が届く。レッドゾーンは6800回転から9000回転へ、インテリアは純正の雰囲気を残しつつ高級仕様へ
| まさかここまでの完成度と芸術性を持つとは誰もが想像しなかったはずだ | これはフェラーリのレストモッドの新時代を告げるクルマかもしれない さて、先日スイスのオフィチーネ・フィオラヴァンティが発表し ...
続きを見る
-
このカスタムは「アリ」!フェラーリ308をレストモッド、ボディはカーボンそしてランプはLEDへ
| フェラーリ308は比較的手を出しやすいネオクラシックモデル | マッジョーレによってレストモッド(レストア+カスタム)されたフェラーリ308、「308M」が公開。これは308を現代のデザイン技術と ...
続きを見る
参照:StanceWorks