| フェラーリF40は新車時に「全て」ロッソコルサにて製造されている |
カスタムされたフェラーリF40は数あれど、ここまで鮮やかなボディカラーを持つ個体は珍しい
さて、毎年夏になるとイタリアのコモ湖畔で開催されるカーイベント、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ。
このイベントは1929年まで歴史を遡ることができますが、非常に格式が高いことで知られており、よって集まるクルマもヴィンテージカー含む「非常に価値の高い車両」ばかり。
おそらくその駐車場に停まっているクルマの時価を総合すると「数百億円」になるんじゃないかとも考えていますが、そんな中でもひときわ目を引くのがこのミントグリーンのフェラーリF40。
フェラーリF40は「すべてロッソコルサ」で製造されている
このフェラーリF40は「フェラーリ創立40周年記念」の折に発売された限定スーパーカーですが、今では考えにくいことに「製造された1,311台すべてがロッソコルサ」。
この後の記念限定モデルであるF50であっても基本的にはロッソコルサが大半を占め、限られた一部のVIP顧客のみがシルバーなど他のカラーを選ぶことを許されたといいます。
その後のエンツォフェラーリでも同様であったとされ、より多くの選択肢が示されるようになったのはラフェラーリ以降だとも言われていますね。
よって、ロッソコルサ以外のフェラーリF40はすべてオールペンもしくはラッピングされた車両ということになりますが、その中でもこの「ミントグリーン」はかなり珍しいのでは、と思います。
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参照:Varryx