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ロッド・スチュワートが所有していたフェラーリF50が競売に。スーツケースやレーシングシューズ、シューズケースやバッグも付属し現在の入札価格は4.4億円

2023/11/04

ロッド・スチュワートが所有していたフェラーリF50が競売に。スーツケースやレーシングシューズ、シューズケースやバッグも付属し現在の入札価格は4.4億円

| ロッド・スチュワートは多数のフェラーリ、ランボルギーニを所有していることで知られている |

加えていずれの車両の保管状況も非常に優れることで有名である

さて、キース・リチャーズ、エルトン・ジョン、ジェイ・ケイなどフェラーリ好きのミュージシャンは多数存在しますが、そんな中でも比較的多くのフェラーリを所有していると言われるのがロッド・スチュワート。

さらにはランボルギーニ好きとしても知られており、これまでにもミウラやカウンタックなど、過去に所有していたスーパーカーがいくつか売りに出されています。

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程度極上、フェラーリF50が売りに出される

そして今回オークションに登場したのがロッド・スチュワートが所有していたフェラーリF50。

フェラーリF50は「公道を走るF1」というコンセプトのもと、当時のF1に使用されるV12エンジンを(デチューンして)搭載したクルマ。

さらにこのエンジンはサブフレームやブッシュを介さず直接車体にマウントされるという(F1同様の)構造を持っており、極めてスパルタンなスーパーカーとしても知られます。

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そういった性格を持つこともあって、1995年の登場以降、フェラーリF50は常にスピード、エレガンス、プレステージの代名詞であったわけですが、ここに「ロッド・スチュワート」というフェラーリに劣らぬパワーを持つ付加価値が加わることになり、オークション終了まで数日を残し240万ポンド(日本円で約4億4400万円)にまで価格が上昇していて、終了間際にかけてはまだまだ価格が上がりそう。

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このフェラーリF50が(イギリスのマラネロ・コンセッショネアーズ社によって)ロッド・スチュワートに納車されたのは1996年のことであり、最初に登録されたのは1997年6月。

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2002年にはドバイのコレクターへと売却され、その後また英国に戻っていますが、そこから6人のオーナーの手を経て現在のオーナーの元へ。

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現在のオーナーはこのクルマを約2年半所有しており、現在の走行距離は約17,700キロだと表示されていますが、見たところそれほど走っているようには見えず、新車と言っても通用しそうなほど。

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2023年8月には年次点検とクラッチ交換を受けたばかりだという説明があり、2014年にはフェラーリ・クラシケの認定を受け、マッチングナンバーのエンジンとギアボックス、各部のオリジナル性が保持されていることも確認されています。

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なお、このフェラーリF50は一時ダークグレーに塗装され、シートもカスタム素材へと張り替えられたことがあるそうですが、その後には(フェラーリのスペシャルモデルのペイントで知られる)カロッツェリア・ザナシによって工場製造時の仕様へと戻されることに。

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そしてこのフェラーリF50には(フェラーリ・クラシケ発行の)レッドブック、そして膨大な整備・レストア記録、このクルマとロッド・スチュワートとの関係を示すオリジナルの登録書類、1997年6月にロッド・スチュワートに割り当てられた保証書のページのコピーも付属します。

加えて納車時の付属品(F50ハードトップとフライトケース、ブーツバッグ、スーツキャリア、希少なF50ドライバーシューズ、キー2本)もセットされ、まさに完璧な内容を持っていると考えて良さそうですね。

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フェラーリF50のディティールはこうなっている

F50の細部を見てみると色々と衝撃的な部分があり、まずボディパネルは「フルカーボンファイバー」。

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内装の多くもカーボンファイバーによって成形されており、ウインドウ昇降は「手動」。

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ドアはおそろしく頑丈なジョイントによって固定されています。

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シフトノブはカーボンファイバー製。

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ルームミラーはこう。

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ダッシュボードは非常にシンプルなカーボンファイバー製。

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サイドシルはけっこう分厚く高い構造。

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一度張り替えられ、元に戻されたというだけあってシートは新品同様。

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フロアマットには跳ね馬の刺繍、そして「F50」の文字。

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参照:Collecting Cars

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