Image:Varryx
| 多くの自動車メーカーがEVの発売を延期する中、フェラーリは今年広範に初のEVを発表予定 |
現時点ではボディ形状含め「何も」わかっていないのがこのEVである
さて、ポルシェやベントレーにランボルギーニ、そしてEV専業メーカーになると宣言したロータスまでもがアナウンスしているのが「EV発売の延期」。
一方でフェラーリはEVの発売に関して「計画通り(つまり今年後半にデビュー)」だとも述べ、実際にいくつかのプロトタイプが目撃されています。
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フェラーリのEVは「静かではない」
フェラーリCEO、ベネデット・ヴィーニャ氏は同社初のEVにつき「静かではない」とコメントしていますが、これはフェラーリのEVがその象徴的なアイデンティティを保つため、独自の「サウンドシグネチャー」を備えることになるためです。
そして今回、スーパーカーストーカーを自称するVarryx氏の公式インスタグラムへと公開したのがその「EVサウンド」を捉えた動画であり、おそらくはEVサウンドを明確に捉えた「初」の動画。
Varryx氏によると「取り付けられたエキゾーストパイプはフェイク」だとされ、よってこのサウンドは別の場所から発せられているということになりそうですが、音質としては「内燃機関のような低い轟音」で、しかし低い速度での走行でもあるため、フルアクセルだともっと違った音を発するのかもしれません。
なお、ベネデット・ビーニャCEOは「フェラーリのEVサウンドはフェイクではなく本物」と述べており、つまり完全に合成されたサウンドを発するのではなく、EVサウンドと言えどエレクトリックパワートレーンなど回転系から取り出した「実際に駆動パーツが動く音」だとコメントしています。※ハーレー・ダビッドソン「ライブワイヤー」が機械パーツの音を強調しているのとよく似ている
その理由としては、「駆動系の発する音」もまた車両の状態を知らせるひとつの指標であり、それを合成にて再現することはフェラーリらしくないというわけですね。
実際のところ、このフェラーリ「初のEV」、かつ市販バージョンがどのようなサウンドを発するのかについて知ることができるのはまだまだ先になりそうですが、そのスタイリングともども非常に気になるところです。
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参照:Varryx(Instagram)