フェラーリ296GTBのハードコアモデル「296VS」は4月29日に発表？ル・マン24時間レース開催にあわせ「ピロティエディション」追加のウワサも

｜　現在、フェラーリは「普通に販売できる」V6そしてV8モデルがない　｜

よって特別バージョンに加え、296GTBとローマ後継モデルの追加も期待される

さて、フェラーリは今年も積極的にニューモデルを発表してゆくものと思われ、そこで「第一弾」として報じられているのが「4月29日」に発表されるという296VS。※市販車以外だと、まずは2月に今シーズンを戦うF1マシンが発表される

この296VSは296GTBのモデルライフ末期を飾るハードコアモデルであり、もちろん296VSというのは仮の名称で、しかしフェラーリのハードコアモデルはその発表までの俗称としてVS（ヴェルシオーネ・スペチアーレ＝スペシャルバージョン）と呼ばれることが通例となっているわけですね（ランボルギーニの新型スパルタンモデルをイオタと仮称するのによく似ている）。

フェラーリ296VSはどんなクルマに？

フェラーリのスポーツモデルの場合、その世代の最後には（458に対する458スペチアーレ、488に対するピスタのように）ハードコアバージョンを投入することが通例となっていて、このハードコアモデルの後に「次世代モデル」へと移行する流れとなっています。

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よってフェラーリは今回296VSを市場投入することで296GTBに別れを告げ、296GTBの後継モデルへと移行するものと思われますが、現段階ではこの296VSについてわかっていることは多くはなく、しかし今回フェラーリ専門掲示板、Ferrari Chatに書き込まれた内容、スパイフォトなどを参照するとその（予想される）装備は以下の通り。※SF90 XXのように、「ほぼレーシングカー」ライクな外観になりそうである

• F80に似たリアスポイラー
• より大型のリアディフューザー
• エンジンルームを覆う新デザイン（ウインドウレスがスペシャルバージョンの”標準”に？
• より大きなテールパイプを持つエキゾーストシステム
• F80に採用されたものに近いデザインの5スポークホイール

このほか、（もちろん）パワートレインにもアップデートが加えられ、出力向上が推測されますが、ハードコアモデルの常としてスリップコントロールのバージョンアップが期待できるかもしれません。

さらにはこの296VSに加え、フェラーリのモータースポーツ関連プログラム参加者を対象とした「ピロティ・エディション（ピロティは”パイロット”の意味）」の追加もあるといい、こちらはル・マン24時間レースの開催期間中に発表がなされるというウワサも。※このピロティ・エディションは488ピスタにも設定されている

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現時点ではこの296VSの正式名称はわからないものの、「296」に関する商標がいくつか出願されているため、それらのうちいずれかが採用される可能性もあり、そして296GTB後継モデルについても出願済み商標のうちいずれかが採用されるのかもしれません（GT3カテゴリへの参戦を考慮すると、296という部分の名称を変更することはないであろうと思われる）。

フェラーリではローマ後継、初のEVの発表を控えている

そしてフェラーリは今年、この296GTBのハードコアモデル（おそらくは”ツインズ”としてクーペとオープンモデルが登場するだろう）、そしてローマ後継モデル（こちらもいくつかイタリアの景勝地に関する商標が出願されており、それらのいずれかを使用することになるであろう）、さらには「初のEV」、そしてもしかすると296GTB/296GTSの後継スーパーカーを発表するとも予想され、近年の例に漏れず「慌ただしい年」になるのかもしれませんね。

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参照：Ferrari Chat