フェラーリが「ハイパーセイル」の予告を開始。「水中翼ヨット」のようだが船舶というよりはむしろ宇宙船のようにも

Image：Ferrari

｜　このフェラーリ ハイパーセイルの完成は2026年　｜

現在このプロジェクトの詳細は不明ではあるが、徐々に明かされることになるであろう

さて、フェラーリが新プロジェクト「FERRARI HYPERSAIL（フェラーリ ハイパーセイル）」のティーザーキャンペーンを開始。

これはしばらく前に予告されていた「海上」に関わるプロジェクトであり、「100フィートのオーシャンレーシング・モノハル型プロトタイプ」だと紹介されています。

現時点ではそのアウトライン的なシルエットが公開されているのみですが、いま（フェラーリから）語られている内容を見てみましょう。

フェラーリ ハイパーセイルとは？

いくつか公開されている画像や動画を見るに、もはやヨットというよりは宇宙船のような雰囲気ですが、まずフェラーリはこのハイパーセイルについて以下のようにコメント。

革新は私たちのDNAそのものです。フェラーリ ハイパーセイルは、さらなる高みを目指す私たちの推進力を反映しており、工学的な精密さと時代を超えたヘリテージを融合させ、私たち自身の流儀で海に挑みます。

異なる文化と先進技術の出会いが、多くの点で革新的なヨットの建造を可能にしたのです。

Image：Ferrari

そしてこのハイパーセイルについての説明は以下の通り。

このセーリングボートは、3つの接点で安定して”飛行”するように設計された、画期的な100フィートのオーシャンレーシング・モノハル型プロトタイプです。

その独自の革新性は、1つの水中翼（フォイル）を傾斜キールに連結させ、残りの支持点はラダーと、状況に応じて2つの側面水中翼となる点にあります。現在イタリアで建造中で、2026年に進水し、その後すぐに海上試験を開始する予定です。

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雰囲気的には「パワーボート」のような、なんらかのカテゴリのレースにチャレンジする船体ではなく、一種冒険的な独自のプロジェクトを支援するために進められるプロジェクトなのかもしれません。

かつ、動力を持たず、セイルのみで航行するという内容だと受け取ることが可能です。

この野心的なプロジェクトは、私たちのレースにおけるヘリテージを航海の世界にもたらし、未踏の領域を探求し、可能性の限界を押し広げます。その核心にあるのは、大海を航行するために設計された完全水中翼（フルフォイル）モノハルを建造するという、前例のない挑戦です。

これは、卓越性を絶え間なく追求する私たちの自然な進化と言えるでしょう。

この最先端の船舶には、最も先進的なフェラーリの技術と海洋イノベーションが融合しています。完全なエネルギー自律性を備えた史上初のフルフォイリングボートとして、それは海洋航海の新しい時代を象徴しています。パフォーマンスと自給自足が調和したこの融合は、一切の妥協なく、海洋イノベーションの新たな基準を打ち立てます。

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まだまだ全容がわかりかねるこの「ハイパーセイル」ですが、2026年の進水に向け、徐々にそのディティールが明かされることになりそうですね。

フェラーリ「ハイパーセイル」のティーザー動画はこちら

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参照：Ferrari