
| 「XX」プログラムの意図を考えるならば、新世代のフェラーリであるF80ほど適任者はいないであろう |
そしてここから様々な技術的フィードバックがなされることを期待したい
フェラーリが誇る最新フラッグシップ・ハイパーカー「F80」。
オープンモデルの「アペルタ(Aperta)」開発の噂に続き、モータースポーツ技術を極限まで流用したサーキット最速モデル「F80XX(またはFXX80)」の開発が本格始動したことがうかがえる画像がネット上を賑わせることに。
ポルトガルのポルティマオ・サーキットで捉えられたその姿は、標準型F80のスマートな印象を覆すほど暴力的で攻撃的なエアロパーツで覆われており、注目のスペックやサウンドの変化、そして公道仕様が登場するのかどうかについても考えてみたいと思います。
【この記事の要約】
- 最新スパイショット:ポルトガルのアルガルヴェ・サーキット(ポルティマオ)にて、過激なエアロを纏ったフェラーリ新型ハイパーカー「F80XX」のテスト車両が初目撃される
- 過激なエアロダイナミクス:ポルシェ911 GT3 RSを彷彿とさせるスワンネック形状の巨大リアウイングやSダクト、大型ディフューザーを装備
- パワーアップと音質向上:標準車(1184馬力)からさらにチューニングされ1250馬力超へと到達する見込み。V6サウンドもF1マシン寄りの荒々しい咆哮へと進化
怪物級ダウンフォースを生み出す過激な空力パッケージ
今回Varryx氏のFecebookページに掲載された画像・動画からは、フェラーリ伝統の「XXプログラム」に相応しい過密なエアロパーツを見て取ることができ・・・。
- 巨体スワンネック・リアウイング:リアエンドには、SF90 XXストラダーレを連想させる巨大なスワンネック(吊り下げ式)固定リアウイングを装着。DRS(可変リアウイング/減速システム)機構の搭載も期待される
- 刷新されたフロントセクション:Sダクトを備えたフロントボンネット、突出したチンスポイラー、そして鋭いダイブプレーン(カナード)を追加し、フロントアクスルへの接地性を大幅強化
- 床下空力の徹底:巨大化されたリアディフューザーとサイドスカートにより、グラウンドエフェクト効果を極限まで高めて空気の引き抜き効率を追求しているもよう
迫力を増したV6ツインターボの官能的な咆哮
標準型F80の発表時、一部のファンからは「V12エンジンではない、おとなしめのV6ハイブリッドのサウンド」に対する物足りなさが指摘されていましたが、これには排気量やシリンダー数以外にも「騒音規制」が関連しています(そのため、フェラーリは後にF80のサウンドを「本来のものへ」戻すためのオプションをリリースしている)。
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しかし、今回ポルティマオの第3コーナー(ラゴス)外側から撮影された動画の排気音は、明らかに標準のF80が発するサウンドとは一線を画するもので、3.0L 120度バンクV6ツインターボエンジンは中回転域で荒々しい唸りを上げ、高回転域ではフェラーリのル・マン勝利マシン「499P」やF1マシンを思わせる鋭いハイトーンを響かせることに。
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推定スペック比較(F80標準車 vs F80XX予想値)
| 項目 | F80(標準モデル) | F80XX(予想スペック) |
| パワートレイン | 3.0L V6ツインターボ + 3モーター | 3.0L V6ツインターボ + 強化モーター |
| 最高出力(システム合計) | 1,184 hp | 1,250 hp 以上(推定) |
| トランスミッション | 8速デュアルクラッチ(DCT) | 8速デュアルクラッチ(サーキット対応の強化型) |
| 駆動方式 | 全輪駆動(AWD) | 全輪駆動(AWD) |
| エアロダイナミクス | 可変アクティブリアスポイラー | 大型スワンネックウイング+固定空力装置 |
| 車両位置付け | 公道走行可能なロードカー | サーキット専用(公道仕様の可能性も残る) |
標準型F80の時点でリッターあたり296馬力という限界に近い出力を誇るV6エンジンではありますが、F80XXではハイブリッド用エレクトリックモーター出力の引き上げ、ならびにECUマッピングの見直しにより、トータル1,250馬力オーバーに達すると予想されています。

ナンバープレート付きサーキットモンスターになる可能性は?
これまでの「XXプログラム(FXX, 599XX, FXX-Kなど)」は公道走行不可のサーキット専用開発プログラムとして顧客に提供されてきましたが、「SF90 XX ストラダーレ」において、フェラーリはXXシリーズ史上初となる「公道走行可能なナンバー取得可能モデル」をラインナップに加えることとなっています。
F80XXが純粋なサーキット専用車になるのか、それともSF90 XXのように公道を走れる「走る実験室」として登場するのかはまだ不明であり(あるいはその両方か)、しかし多くのハイパーカーコレクターが「日曜日に公道を走らせてイベントに乗っていきたい」と望んでいることを考えるならば、フェラーリがナンバー取得可能なロードカー仕様を用意する可能性も十分に考えられます。※ウイングは車体サイズ内にギリギリ収まっているように見え、合法的に登録できる可能性を考慮しているようにも思える

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結論
今回ポルティマオで目撃されたフェラーリF80XXのプロトタイプはハイパーカーの限界をさらに押し広げる”フェラーリの執念を感じさせる”一台でもあり、圧倒的なダウンフォースを生み出すエアロパーツ、さらに磨きがかかったサウンド、そして1250馬力を超えるハイブリッドパワー。正式発表の時期や価格、生産台数は未だ謎に包まれていますが、ハイパーカー界の頂点に君臨する一台となることは間違いなく、今後の続報には期待したいと思います。
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参照:Varryx











