| バブル期の日本ではテスタロッサが大人気 |
1988年製のフェラーリ・テスタロッサをケーニッヒがカスタムしたコンプリートカーがオークションに登場予定。
ケーニッヒとF40/F50をかけあわせたようなルックスで、出力は800馬力。
フェラーリ・テスタロッサ「ケーニッヒ」はこんなクルマ
日本でテスタロッサというとバブルの象徴のような印象を持ちますが、そこにケーニッヒというこれまたバブリーな仕様が加わり、とんでもないオーラを放っています。
なおこのテスタロッサ・ケーニッヒは最初のオーナー、つぎのオーナー両方によってケーニッヒに持ち込まれたうえでカスタムされ、とくに二回目のカスタムでは今はなきエンツォ・フェラーリを(あまりに下品なカスタムなので)激怒させ、法的手段によって「これはもはやフェラーリではない。その車からすべてのフェラーリ・エンブレムを外すよう」通告を受けたといういわくつきの車両。
しかしながら未だもってフェラーリのエンブレムは残ったままで、オーナーはフェラーリと徹底抗戦したのかもしれません。
なお最近ケーニッヒはあまりその名を聞きませんが、今はどうしているんでしょうね。
ポルシェ928やメルセデス・ベンツSELなど、とにかく高価な車を豪快にカスタムしていた記憶がありますが、そういった車両は今どうしているのかも不明です(バブル崩壊後は中古市場に出回っていた)。
落札者が望めば(出品者は)1000馬力のツインターボキットを装着可能としており、この時代の車で1000馬力となると一瞬で事故をおこしてしまいそうに思います。
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このほか、世の中には様々な「え?」と思ってしまうフェラーリのカスタムカーが存在し、ここで一例を見てみましょう。
世界で最も醜いフェラーリのカスタムカー? イタリアのカロッツェリアの作った412 Pavesi Venturoso
一見フェラーリのレプリカに見えますが、実際は正真正銘のフェラーリ412で、イタリアのカロッツェリア、Pavesiによってカスタムされた車両とのこと。
412のルーフを切り取ってストレッチし、前後のライト類など外装を大きく入れ替えていますが、かなりコストのかかった車両と言えるでしょう。
412 Pavesi Venturosoと名付けられ、エンジンはそのままフェラーリのV12で4.9リッター。
340馬力を発生し、トランスミッションは5速MT。
価格は1500万円となっていますが、かなり微妙な設定ではありますね。
「最も醜いフェラーリのカスタムカー」との呼び声も高いですが、イタリアっぽい雰囲気もよく出ており、90年代のコンセプトカー(アズテックなど)のような雰囲気もあって、そこまで言われることはないんじゃないか(エンツォを激怒させたカスタムフェラーリよりはマシかもしれない)とは思います。
まさに狂気。ロールスロイスのジェットエンジン2機を仕込んだフェラーリ風カスタムカー登場
カナダ人のRyan McQueenという男が狂気に溢れた車を製造。
ロールスロイスのジェットエンジン2機を搭載したフェラーリ・エンツォ風のカスタムカーですが、この男はロールスロイスのエンジンを買うために自らのコルベットを売り払ったということです。
ちなみに車の横には「Insanity=狂気」と書かれており、自分でもどれくらいイカレているかが理解できている模様。
なおこの車を作るのにはシャシーとボディだけで7年、合計で12年の期間そして750万円の費用がかかったそうですが、実際にどのくらい速く走れるのかは気になるところ。
時々アメリカやカナダでは車やバイクにジェットエンジンを仕込むツワモノが現れますが、ちょっと日本では考えられないようなカスタムですね。
なんとエンツォフェラーリを本気のサンタ仕様に。プレゼント満載でカっ飛ばす動画
今年は自動車メーカーによるクリスマスに因んだプロモーションが少なく、おそらく販売地域の変化と宗教上の理由かと思われますが、ちょっとさびしい印象も。
一方では個人やメディアによるクリスマスネタも多く投稿され、メーカーによる投稿が少ないぶん、PVを集めることができているのかもしれません。
今回の動画はなんとエンツォフェラーリをサンタ仕様(ナンバーも”SANTA”)にしてプレゼントを届けてまわるという企画モノですが、内外装をサンタ仕様にカスタムして実際に走行。
しかもけっこう飛ばしているようですね(タコメーターを見ると6000回転くらいまで引っ張っている)。
途中で給油も。
車体後部には大きなプレゼントが載っていますが、走行中に飛んでゆかないか、また燃えたりしないか(エンジンの真上なので)ちょっと心配。
ボディ(塗装)には相当に負担のかかる企画ではありますが、夢があって面白いと思います。
助手席には女性版サンタ。