イタリアのデザインスタジオ、ICONAが発表したVULACANO。
今回、サロン・プリヴェにて実車が公開されていますが、アナウンスのあった通りの「全身チタン」ボディとなっており、その鈍い輝きが迫力を醸し出しています。
ICONAヴルカノはワンオフのハイパーカーとなりますが、世界最速の航空機、SR-71ブラックバードにインスパイアされたもの。
なお、このSR-71もチタンを使用しており、外観だけではなくコンセプトも影響を受けているということになりますね。
なお、このヴルカノは外観だけではなく内部にもチタンを多用しており、世界最初の「フルチタン」採用車とのこと。
なお、このプロトタイプ作成にあたりチタン外装の加工には1万時間を要したとのことで、内装にはブラックのアルカンタラ、カーボンといった高級素材をふんだんに使用した仕上げ。
シートもカーボンファイバー製となり、メーターは12.3インチの液晶を採用しています。
エンジンはスーパーチャージャー付きの6.2リッターV8で670馬力を発生。
パワーウエイトレシオは2.38、0-100キロ加速は2.8秒。
ニュルブルックリンクのタイムは7分20秒(日産GT-R、シボレー・コルベットZR1と同じくらいの数字)を下回るとされています。
ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミック、トランスミッションは6速シングルクラッチ。
価格は3億円ほどと言われますが、その希少さ、フルチタンということを考えると「お買い得」なのかもしれません。
2013に発表されたコンセプトカー、Icona Vulcanoの最新モデルがペブルビーチで公開される模様。
イタリアの新興メーカーによるものですが、6リッターV12エンジンを搭載し930馬力を発生するというモンスターマシン。
0-100キロ加速は2.8秒、最高時速は350キロ以上。
なお外装はチタン製とのことで(製造に1000時間かかる)、事故を起こすと修理費用が大変高額になりそうです。
この車が実際に発売されるのか、であればいくらになるのかは不明ですが、市販されたとして価格は「億」には乗りそうですね。
ペブルビーチは最近こういった超高額車発表の場に選ばれることが多く、一種の藻^たーショーのような雰囲気も出てきたように思います。