| なんとなくアメ車っぽいカウンタックに変身したようだ |
さて、カスタムカーの巨匠にして伝説的カーデザイナー、チップ・フース氏がランボルギーニ・カウンタックを「再デザイン」。
チップ・フース氏はこれまでにも数々のカスタムカーを手掛けてSEMAショー等に展示しているほか、映画に使用する車両のデザインや製作を行ったり、俳優はじめ多くのセレブを顧客に抱えています。
ちょっと前には、スーパーマンを演じたジム・カヴィーゼルのためにマスタングをカスタムしたことも知られていますね。
カウンタックを再デザインするのは並大抵のことではない
なお、ランボルギーニ・カウンタックもやはり「伝説」のスーパーカー。
すでに登場時からデザインが完成の域に達しており、他者が手を加えることを許さないという雰囲気がプンプン漂います。
発売されたのは1974年ですが、「シザースドア」「V12エンジン縦置き」「ワンモーションフォルム」という現代のランボルギーニのフラッグシップにも通じるパッケージングを持ち、その魂は現代にまで生き続けている、と言えるでしょう。
ただ、チップ・フース氏とてこれまで数々の名車をカスタムしてきたというプライドがあり、さっそくカウンタックのデザインを検証し、「再デザイン」に取り掛かります。
過去のカウンタック各モデルを見比べるのはもちろん・・・・。
カウンタックのデザイナーであるマルチェロ・ガンディーニ氏がデザインした他の車両までもチェック。
なお、上のクルマは「ストラトス・ゼロ」で、これは現在に至るまでランボルギーニがそのモチーフとして参考にしているコンセプトカーでもありますね。
さっそくカウンタックを再デザイン
そしてチップ・フース氏はさっそくカウンタックのデザインに取り掛かりますが、まずはオリジナルのカウンタックを模写。
そこから自分なりの要素を付与してゆきます。
ディティールをどんどん追加。
おおよその全体像が完成。
そこから着色開始。
こちらが完成した図。
全体的に「ロング」になっているように見えますが、これは「長いアメ車を中心にカスタムしてきた」同氏の好みが反映されているのかも。
なお、アメ車の他にはジャガーE-Typeのレストモッドも公開されており、同氏はあまりウエッジシェイプが好きではないのかもしれません。
参照:Hagerty
他にはこんな「カウンタックの再解釈」も
なお、カウンタックは「これ以上弄りようがない」ほどの完成度を持つことは上で述べた通りですが、それでもデザイナーの創作意欲を刺激することこの上ないクルマだと見え、オリジナルのカウンタックのカスタム、そしてカウンタック「後継モデル」など様々なCG/レンダリング作品が存在。
ここでいくつかを紹介してみたいと思います。