| アヴェンタドール後継モデルはV12エンジン+ハイブリッドになるとは言われているが |
スウェーデンのトンデモハイパーカー、ZENVO(ゼンヴォ)オートモーティブのデザイナーにしてエンジニア、フレデリック・スティーブ・クリステンセン氏が「ランボルギーニの次期V12モデル」のレンダリングを作成して公開。
もちろんランボルギーニ公式ではなく、そしてこういった「自動車メーカーのデザイナーが、他の自動車メーカーのクルマを勝手にデザイン」というのも欧州ではよくある事例でもありますね。
ZENVOはこんなクルマ
なお、ゼンヴォ・オートモーティブは「TS」シリーズを展開していますが、これらは基本的に5.8リッターV8エンジンを搭載し出力は1000馬力あたり、そして0−100km/h加速が3秒以下というハイパーカーばかり。
そして価格は「億」オーバーというブッチギリのラインアップを持っており、しかし一番のトピックは「リアの巨大ウイングが、コーナリングにあわせて左右に傾くように動くこと(効果は疑問視されている)」。
これが「トンデモデバイス」ということになり、そしてこのクルマのデザイナーが未来のランボルギーニを考えたということですね。
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未来のランボルギーニはこうやって考えられた
この未来のランボルギーニ、「マタドール」についてはカウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴ、アヴェンタドールという過去のV12モデルを研究し、そこから特徴的なエッセンスを抽出。
そのうえでゼンヴォやアストンマーティン、ポルシェ、ロータスなどの特徴的なエアロダイナミクスを持つクルマ、そして近代のランボルギーニの持つエアロダイナミクスとをミックスさせています。
ランボルギーニ・マタドールはこんなクルマ
そして出来上がったのがこのランボルギーニ・マタドールですが、ランボルギーニらしいウェッジシェイプを持ち、三角や六角形といったランボルギーニの採用するデザイン言語が採用されています。
テールランプは横方向の「Y」、そしてLEDライトバー。
リアウイングはポップアップ式で、つまりアクティブエアロを備えるということですね。
ボディカラーはグリーン、そしてホイールはゴールド。
これはシアンFKP37のイメージカラー、そしてランボV12ヴィジョン・グランツーリスモの影響が感じられるところです。
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コクピットは非常に小さく、「キャノピー的」なデザイン。
リアウインドウ面積は最小限です。
なお、このランボルギーニ・マタドールのパワーユニットは3リッターV12ツインターボエンジン+2モーター。
ガソリンエンジンは後輪を駆動し、エレクトリックモーターは前輪を駆動するという構成をもち、システムトータルでは1,400HPをイメージ。
リアホイールの後ろ半分はほぼむき出し、そしてリアディフューザーは巨大。
V12ながらも3リッターという小排気量のため、エンジンを前の方に押し込むことが可能となったという設定なのかもしれません。
フロントサスペンションはダブルウィッシュボーンで、まさにフォーミュラカーのような構造です(アストンマーティン・ヴァルキリーにも似ている)。
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