| ランボルギーニはアヴェンタドール後継モデル用の「新しいV12エンジン」を開発中? |
どうやらまだハイブリッドパワートレーンは積まれていないようだ
さて、ランボルギーニは「最後のアヴェンタドール」であるアヴェンタドールLP780-4ウルティメを発表したところですが、ここへきてなぜかランボルギーニ本社付近にて「謎のアヴェンタドール」がテスト中。
このスパイ動画はおなじみスパイ動画ユーチューバー、Varryx氏が公開したものですが、この謎アヴェンタドールがランボルギーニ本社から出てきてテスト走行を行い、また本社へ戻ってゆく様子が収められています。
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いったいどこが「謎」?
そこでこのアヴェンタドールを見てみたいと思いますが、まずはランボルギーニ本社から出てくるアヴェンタドール。
見たところではアヴェンタドールSのように見えますね。
この角度からはとくに変わったところが無いようにも。
ただし通り過ぎた後ろ姿を見ると「おや?」。
リアバンパーの大部分が取り外され、センター下部には3本のテールパイプが覗いており、その周辺と上には遮熱板のような隔壁が取り付けられているようですね。
そして車体の両端には「左右端の部分だけを切り取ったリアバンパー」が偽装のためか申し訳程度に取り付けられている模様。
そしてまた本社へと帰ってゆく謎のアヴェンタドール。
ランボルギーニはアヴェンタドール後継モデルをテスト中?
上述の通り、ランボルギーニは「アヴェンタドールLP780-4」をもってアヴェンタドールのラインアップを完成させており、よってここからさらに新しいアヴェンタドールが登場することは考えられず、ここからアヴェンタドール用のオプションを開発しているとも考えにくいというのが実情です。
となるとこの謎アヴェンタドールは「アヴェンタドールSの姿を借りたアヴェンタドール後継モデル」だと考えるのが妥当ではありますが、動画を見る限りでは「ほぼアヴェンタドール」なので、現段階ではまだ車体そのものもアヴェンタドールであり(つまりアヴェンタドール後継モデルのシャシーにアヴェンタドールのガワを被せたモデルではない)、エレクトリックパワートレーンのみのテスト、もしくはその前の段階にあるのかもしれません。※ただしハイブリッドを示す高電圧ステッカーがないため、バッテリーは搭載していないのかも
なお、アヴェンタドール後継モデルは自然吸気V12エンジンを維持しつつハイブリッド化されると言われ、デザイン的、構造的にもアヴェンタドールLP780-4ウルティメとの関連性はないといい、驚くべきことにV12エンジンは「新設計」になるとも。
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その発表は2023年だと言われ、実際のデリバリーは2024年になると思われますが、そのタイムテーブルを考慮するに、すでに「開発がある程度進んでいる」と考えても良さそうですね。
謎のアヴェンタドールがテスト走行を行う動画はこちら
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参照:Varryx