| そのデザインはおそらくアヴェンタドール後継モデル、新型ウルスとも共通 |
できればもうちょっと多様なオプション装着車を見たかった
さて、ランボルギーニがその最新モデル、ウラカン・テクニカをスペインのバレンシアにて”ダイナミックデビュー”させ、そこではサーキットや行動においてその優れた運動性能や操作性を披露した、と発表。
今回はその様子を公式フォトにて公開していますが、このイベントにはカーメディアも招かれており、いくつかの試乗レビュー動画もYoutube上へとアップされています(ランボルギーニ公式Youtubeチャンネルにはまだ動画がアップされていない)。
ランボルギーニ・ウラカン・テクニカがリカルド・トルモ・サーキットを走る
ランボルギーニ・ウラカンはステファン・ヴィンケルマンCEO復帰後に「突如」登場したウラカンの新バリエーションで、「ウラカンEVOの後輪駆動版」といったイメージ。
ウラカンEVO RWDと異なるのは、主に5.2リッターV10エンジンの出力が640馬力にアップしていること、10kgの軽量化がなされていること、空力特性が改善されていること(リアのダウンフォースが+35%、ドラッグが-20%)、そして後輪操舵(リアアクスルステアリング)、車両コントロールシステム「LDVI」が搭載されること。
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ウラカンEVO RWDは「ウラカンEVOの後輪駆動版」というよりは、後輪操舵やLDVIなどを省き、パワーをセーブしたシンプルでファンなモデルといった位置づけですが、ウラカン・テクニカはそうではなく、ウラカンEVOの究極のパフォーマンスや機能を持ったまま「前輪の駆動力を取り払った」シリアスなモデルだと認識しています。
加えてその外観も大きく変更しており、これまでのEVO系から大きく「未来」へとシフトし、シアンFKP37/シアン・ロードスター風のデザインが与えられ、そしておそらくはアヴェンタドール後継モデル(レブエルト?)やウルスのフェイスリフトモデルにも採用されるであろう、「矢印」っぽい意匠がフロントバンパーサイドに取り入られていることが大きな特徴。
加えて、リアサイドウインドウはウラカンシリーズでは「はじめて」変更され、これはエッセンツァSCV12をイメージしたものだと紹介されています。
ちなみにこのエッセンツァSCV12は「V12エンジン搭載のサーキット走行専用ハイパーカー」なのですが、これまでランボルギーニはV10モデルとV12モデルでは完全に切り離したデザインを行っており、さらにパーツに関しては、ポルシェやフェラーリのように「異なるラインアップ間で、同じウインカーやステアリングホイール、メーター含む内装パーツを使用する」ことは絶対になく、ランボルギーニ自身も「V10モデルとV12モデルとの間には確固たる境界線がある」と言っていただけに、「V10モデルにV12モデルのデザインが採用される」のはかなり衝撃的。
さらに、このフロントバンパーのデザインは、上述のとおり、アヴェンタドール後継モデル、フェイスリフト版のウルスにも採用され、ランボルギーニ各モデルが「共通の」デザインを持ちうる可能性を示唆しています。
なお、外装関連のオプションが大きく増え、カーボンパーツに加えてリバリーやアクセント、パーツ単位でのカラーチェンジが可能となっており、カスタマイズ性が向上したことも重要なトピックですね。
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運動性能に関しては0-100km/h加速3.2秒、最高速325km/h以上と申し分のない性能を誇り、これら数値はウラカンSTOとほぼ並ぶもの。
ドライブモードはウラカンEVO系とかわりはなく「ストラーダ」「スポーツ」「コルサ」の3つです。
インテリアに関してはウラカンEVO系とは大きく変わらず、しかしこちらもオプションが拡充し、ウラカンEVO系では選択できなかったパーツも選択可能。
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参照:Lamborghini, AutoTrader