事故車のランボルギーニ・ウルスとシボレー・タホをニコイチに！1,000馬力のスーパーオフローダーへと転生させる計画が進行中【動画】

｜　オンロード性能は捨て去ることになりそうだが、その一方で悪路では「敵なし」だろう　｜

ボンネットから飛び出たタービン、そしてエキゾーストパイプが大迫力

さて、アメリカでは（妙に細かい決まりがある割に）車両に関する規制がユルいということもあって様々なカスタムやコンバージョンが存在します。

そしてアメリカで人気なのが「V8エンジンへのスワップ」「オフローダー化」なのですが、後者に関しては単なるリフトアップから「キャビンの載せ替え」に至るまで様々なレベルのカスタムが存在するもよう。

スーパーオフローダーのランボルギーニ・ウルスを「さらにスーパー」に

そして今回Youtubeへと公開されて話題となっているのが「ランボルギーニ・ウルスのキャビンを、シボレー・タホのフレームに載せ、さらにエンジンを1,000馬力にまでチューンする」というプロジェクト。

このカスタムを行おうと考えたのはブリティッシュコロンビア州を拠点とするカスタムショップ「トリックファクトリー・カスタムズ（Trickfactory Customs）」です。

このトリックファクトリー・カスタムズは、別のプロジェクトにてランボルギーニ・ウルスに積まれる4リッターV8ツインターボを使用するために事故車のウルスを格安にて入手してきたのですが、エンジン含むドライブトレーンを抜いた後のウルスの車体を（事故で損傷しているにもかかわらず）捨てることができず、なんとかこれを再利用できないかと考えたのがことの発端なのだそう。※こういった再利用は嫌いじゃない

そしてなぜか20年も前のシボレー・タホとランボルギーニ・ウルスのホイールベースが同じということに気づき、今回晴れて（？）シボレー・タホのシャシーにウルスのボディが乗ることになり、こういったカスタムが可能になるのはタホの車体がラダーフレームだから。

アメリカでは「ラダーフレームの上に別のクルマを載せる」ことは珍しくない

このラダーフレームというのは、フレームにサスペンションユニットを装着し、かつフレーム内にドライブトレーンを収めるという（いわばこれだけで走行が可能となる）基本構造を持っているために「ボディはなんでもいい（ボディは外部からの応力を受けない）」という特性を持ち、これを利用してラダーフレームの上にコルベットやデロリアン、ロードスターなどスポーツカーのボディを載せる例も多々見られます。※画像はメルセデス・ベンツGクラスのラダーフレーム

そしてこちらがベースとなるシボレー・タホですが・・・。

完成するとこんな感じに。

トリックファクトリー・カスタムズでは30センチ以上のサスペンショントラベル、直径1メートルほどのオフロードタイヤ、さらには外骨格の装着までを予定しており、ウルスを「超ハードなオフローダー」へと転生させるようですね。

なお、エンジンについてはタホに搭載されるV8エンジンを使用する予定だとされ、しかしその出力は900〜1,000馬力くらいにまで引き上げられるというので、このプロジェクトが完了した暁にはとんでもないクルマが誕生することになるのだと思われます。

ランボルギーニ・ウルスとシボレー・タホのニコイチを作ってゆく動画はこちら

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参照：TRICKFACTORY CUSTOMS