| ランボルギーニ・レヴエルトのサウンドを聞くことができるだけでも貴重な動画だと言っていい |
実際のニュルブルクリンクへのアタックは「ハードコアモデル」登場以降だろう
さて、ランボルギーニはV12ハイブリッドスーパーカー、レヴエルトを発表したところですが、今回はそのレヴエルトがニュルブルクリンクを走行している様子が目撃され、その姿がYoutubeへと公開されています。
最近は他社の牽制、そして生産計画を早期に立てたり生産に必要なパーツを先んじて確保するという目的のもと、開発が完了していない状態においても新型車を発表するケースがデフォルトとなっていますが、レヴエルトもまだまだ開発を継続しているのかもしれません(サプライチェーン問題が続く昨今、そのほうが色々とスムーズに運んでいいと思う)。
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ランボルギーニはレヴエルトにてニュルブルクリンクに挑戦する?
なお、レヴエルトは1,000馬力を超えるハイパフォーマンスカーであり、ニュルブルクリンクのラップタイムに挑戦する資格は十分。
加えてランボルギーニは過去にウラカン・ペルフォルマンテ、アヴェンタドールSV、アヴェンタドールSVJにてニュルブルクリンクのトップタイムを書き換えていて、つまり記録達成には比較的熱心な自動車ブランドだとも捉えています(そのほかにもランボルギーニは様々な記録を樹立している)。
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ただ、このレヴエルトについてふたつだけ懸念があると考えていて、まずひとつはその「重量」。
プラグインハイブリッドカーであるという性質上、その重量は軽くはなく「1,772kg」。
ちなみにアヴェンタドールの最終モデル、アヴェンタドールLP780-4ウルティメの重量は1,550kgとなっており、パワーウエイトレシオだけ見ればレヴエルトは1.75(1,015馬力)、アヴェンタドールLP780-4ウルティメは1.99なのでレヴエルトのほうが有利ではありますが、ニュルブルクリンクにおいてはこの「222kg」差がどう出るのかはちょっとナゾ。
重いぶんコーナリング時の立ち上がりは不利かもしれませんが、エレクトリックパワーにモノを言わせてガソリンエンジン車ではまず実現できないほどの加速を見せるかもしれませんし、もしかすると3つのエレクトリックモーターはこの重量ハンデをはねのけることになるのかもしれません(ガソリン時代の222kgとエレクトリックカーの222kgは意味合いが異なる)。
そしてもう一つの懸念は「ダウンフォース」。
もちろんレヴエルトは「一般的に考えられる範囲では」十分すぎるほどのダウンフォースを持っているはずではありますが、ニュルブルクリンクでは(ポルシェ911GT2 RSや、メルセデスAMG GTブラックシリーズなど)これまで王座に就いたスポーツカーを見てもわかるとおり)レーシングカー並みのダウンフォースが要求されると考えてよく、レヴエルトがニュルブルクリンクに挑戦する時が来るとすれば、それはアヴェンタドール「SV」「SVJ」のようなハードコアモデルが登場したときだと思われます。
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現在ニュルブルクリンクの王者は「ハイブリッド」
ただ、現在ニュルブルクリンクの頂点に立つのはハイブリッドハイパーカー、メルセデスAMG One。
こちらは1.6リッターターボに4つのエレクトリックモーターを備えるハイブリッドカーで、最高出力は1,063馬力、そして車体重量は1,750kg(これが乾燥重量なのか、油脂類含む重量なのかどうかは不明)。
数字だけ見るとレヴエルトにも勝ち目があるように思えるものの、ひとまずは「現在のレヴエルトがニュルブルクリンクをどれくらいのタイムで走るポテンシャルを持つのか」については興味があるところですね。
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参照:Flixi#911#1(Youtube)