| ランボルギーニ、ポルシェともリコールの少ない自動車メーカーではあるが |
ここまでリコールが続くのも珍しい
さて、ランボルギーニは今年5月、北米にて「ウルスのボンネットが走行中に脱落する可能性がある」としてリコールを届け出ていますが、今回は同様の内容を日本市場においても届け出ることに。
対象となるのは令和5年1月22日 ~ 令和6年5月26日に製造された434台、現時点では実際に発生した問題そして事故もゼロ、リコールに至った理由は「イタリア本社からの通知による」。
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ランボルギーニ・ウルスに出されたリコールの内容はこうなっている
そして以下が今回出されたリコールの内容であり、対策としては「全車両、ボンネットストライカーを点検し、正しく圧着されていない場合にはストライカー
取付け部分を修正する。なお、修正が出来ない場合にはリベットスタッドボルトを取り外し、取付方法をブラケット方式に変更する」と記されています。
エンジンボンネットにおいて、製造工程が不適切なため、ストライカーを固定しているリベットスタッドボルトが正しく圧着されていないものがある。そのため、高速走行時にボンネットに掛かる風圧によりボルト圧着部分に応力がかかり、ボルトが緩み、振動で異音が発生する。そのまま走行すると最悪の場合、ラッチが損傷し、ボンネットが開いて脱落するおそれがある。
ポルシェ・ジャパンは911とカイエンにリコールを届け出
そしてポルシェ・ジャパンは911とカイエンシリーズ(カレラ、タルガ、カレラGTS、カイエン、カイエンSなど)に運転支援装置(ドライバーアシストシステムコントロールユニット)に関するリコールを届け出ており、こちらは令和4年1月28日~令和6年5月17日の間に製造された1,968台が対象となっています。
現時点では発生した問題そして事故ともにゼロ、そしてポルシェジャパンがリコールを届け出るに至った理由は「本国からの通知による」。
ドライバーアシストシステムコントロールユニットにおいて、プログラムが不適切なため、レーンキープアシスト機能が短い時間で介入した時に運転者への警報が発せられないことがある。そのため、協定規則第 79 号の技術的な要件(かじ取装置試験の基準)に適合しない。
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参照:国土交通省