
| かつてアヴェンタドール「SV」「SVJ」ではニュルブルクリンク最速の名をほしいままにしたランボルギーニではあるが |
ここしばらくはニュルの「最高速争い」からは距離をオイている
ランボルギーニのフラッグシップ「レヴエルト」。
現時点ではクーペーのみの展開となっており、オープンモデル(ロードスター)も追加されていない状態ではあるものの、今回はそのハードコアバージョン「SV(スーパーヴェローチェ)」が準備されていることが明らかに。
あくまでも「SV」の呼称は仮ではあるものの、イタリア国内でテスト走行中の開発車両が目撃され、その圧倒的な存在感が話題を呼んでいます。
この記事のポイント
- 巨大な固定式リアウィングと過激なエアロパーツを装着
- V12ハイブリッドシステムの出力向上と足回りの徹底強化
- 専用開発のディフューザーとアンダーボディで空力性能を最適化
- 2027年モデルとして、よりサーキット走行に特化した進化を遂げる
イタリアで目撃された「レヴエルト SV」の正体
今回、ランボルギーニの本拠地近くで厳重なカモフラージュを施された謎のテストミュールが目撃され、そのシルエットは明らかに標準のレヴエルトよりも戦闘的。
しかしその完成度は非常に高く、ファン待望のハイパフォーマンスグレード「SV(スーパーヴェローチェ)」である可能性が極めて高いと解釈されています。
なお、「SV(=スーパーヴェローチェ、”超速い”の意)」の名を冠するモデルはランボルギーニにとって「最高速度」と「純粋な速さ」の象徴でもあり、ハイブリッド化された新世代においてもその血統が受け継がれることが証明されることとなりそうですね。

ランボルギーニ レヴエルトSVJ:空力とパワーの極致
今回のスパイショットから判明した、レヴエルト SVの注目すべき変更点(予想含む)は以下の通り。
主要な変更点と予想スペック
| 項目 | 詳細・変更点 |
| エクステリア | 巨大な固定式リアウィング、大型ディフューザー、刷新されたフロントリップ |
| 足回り | 強化されたサスペンション、超軽量ダブルスポーク・アルミホイール |
| ブレーキ | 巨大なカーボンセラミック・ローターを標準装備 |
| パワートレイン | 6.5L V12 NAエンジン+3モーター(標準の1015hpから大幅アップが予想される) |
| 電子制御 | SV専用のトラクション&スタビリティコントロール・ソフトウェア |
レヴエルトSVJはニュルブルクリンクでの「王座奪還」なるか
レヴエルト SVは、単なる公道走行可能なスーパーカーではなく、サーキットでのラップタイムを削り取るための「精密機械」へと進化することが予想され・・・。
- フェラーリ SF90 XXとの比較: フェラーリが先に投入した「XXプログラム」の公道版に対し、ランボルギーニは「SV」という伝統の称号で対抗
- 空力の違い: 標準モデルがアクティブリアウィング(可動式)を採用しているのに対し、SVは(SVシリーズ伝統の)固定式の大型ウィングを採用する可能性が高く、これは、より高いダウンフォースと高速域での安定性を最優先した結果と言える
そしてこれらのアップデートをもってニュルブルクリンクの王座奪還が期待されているというのが現在の状況ではありますが、「ニュル最速」の称号もまた近年におけるSVの伝統でもありますね。
特にアヴェンタドールSV(2015年)は「7分を切る」という驚愕のタイムを記録しており、よって今回の「レヴエルトSV」にも”上記を逸したタイム”を期待してしまいます。
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電動化時代の「SV」が持つ意味
これまでのアヴェンタドール SVシリーズでは大排気量エンジンが主役であり、しかし、レヴエルト SVでは「エレクトロニクスの進化」が鍵を握ることは間違いなく、レヴエルトSVにおいて「電子制御ソフトウェアのアップグレード」が噂されているのは”3つの電気モーターをより緻密に制御し、コーナリング中に左右のトルクを自在に操る「トルクベクタリング」を(ガソリンオンリー車では不可能な領域へと)極限まで高めるためだと考えられます。
つまり、レヴエルトSVは単にパワーを上げるだけでなく、「V12の魂をエレクトリックパワーでどう加速させ曲げるか」という新しいスーパーカーの定義を提示しようとしているのだとも考えられ、そしてそれが証明できた暁には「プラグインハイブリッドスーパーカー」に対する世間での捉えられ方も変わってくるのかもしれませんね。

結論
2027年モデルとして登場が期待される「レヴエルト SV」は、ランボルギーニの電動化戦略における一つの到達点となることが予想され、カモフラージュの下に隠されたその真の姿は、来年以降徐々に明らかになってゆくのでは、と考えられます。
そしてV12自然吸気エンジンが奏でる咆哮と最新の電気技術が融合したとき、ぼくらちは再び「猛牛」の真髄を目撃することとなるわけですね。
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参照:theautoevolution(Instagram)











