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伝説のMC12が現代に蘇る。マセラティ「GT2 ストラダーレ トリブート MC12」が世界初公開。あの「ブラックとミント」が華麗に復活

マセラティ GT2ストラダーレ「MC12トリブート」のフロント〜ドアオープン

Image:Maserati

| フォーリセリエによってマセラティのレースの伝統が蘇る |

伝説のレースカー、MC12の血統を現代へ

かつてFIA GT1選手権やスパ24時間レースを席巻し、マセラティのモータースポーツ黄金期を築いた伝説のスーパーカー「MC12」。

その熱い魂とレーシングスピリットを現代の最新技術で再解釈した注目の最新作が登場することになり、今回マセラティの本拠地イタリア・モデナで納車された「GT2 ストラダーレ トリブート MC12」は、顧客の熱烈な想いとマセラティのデザインセンター(チェントロ・スティーレ)が融合して生まれた、まさに走る芸術品ともいうべき存在です。

参考までに、マセラティは以前「MC20」に同様のカラーリングを施した「MC20 レジェンダ」を限定にて発売していますが、今回のGT2 ストラダーレはこの「Vitaphoneレーシングチームカラー」をあらためて再現したものというわけですね。

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Image:Maserati

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1分でわかる要点まとめ

  • 台湾のコレクター向け特別ワンオフモデル:マセラティのカスタマイズプログラム「フォーリセリエ(Fuoriserie)」により、完全オーダーメイドで仕立てられた世界に1台だけの特別仕様車。
  • 名車「MC12」とスパ24時間王者のカラーリングをオマージュ:かつてスパ24時間レースで数々の勝利を収めたVitaphone レーシングのMC12 GT1を彷彿とさせる「マット・デジタル・ミント」×「ネロ・エッセンス」のカラーリングを採用。
  • カーボンエアロパーツと専用インテリアの贅沢な競演:GT2ストラダーレとして初となるグロス仕上げのカーボンパーツを随所に採用し、車内には専用刺繍入りのアルカンターラ製レーシングシートを装備。
  • 最高出力640馬力・0-100km/h加速2.8秒の圧倒的スペック:モータースポーツ直系のF1由来技術を取り入れた「Nettuno(ネットゥーノ)V6」エンジンを搭載し、最高速度320km/h以上を誇る公道走行可能な最速マセラティ。

【詳細】「フォーリセリエ」が魅せる究極のカスタマイズと歴史への敬意

今回のワンオフモデルは、マセラティのパーソナライゼーション部門「フォーリセリエ(Fuoriserie)」の手によって生み出されたもので、世界中から高い評価を受けるイタリアン・クラフトマンシップ、そして110年以上の歴史を誇るブランドのレーシングDNAが見事に昇華されています。

マセラティ GT2ストラダーレ「MC12トリブート」のリア

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スパ24時間レースを制した伝説のカラーを完全再現

エクステリアの最大の特徴は2024年型MC20の特別仕様車で初登場した「MC20 レジェンダ(Leggenda)」リバリーの洗練された再解釈。

メインカラーには洗練された「マット・デジタル・ミント」と「ネロ・エッセンス」を組み合わせ、アクセントに「ジャッロ・アヴィア・ペルヴィア(イエロー)」を配置しています。

これは上述の通り、2005年・2006年・2008年のスパ24時間レースで優勝を飾った「Vitaphone レーシング」が走らせたMC12 GT1を思わせるアイコンカラーであり、モータースポーツファンには堪らない意匠というわけですね。※おそらくこのGT2 ストラダーレ トリブート MC12のオーナーはMC20 レジェンダのオーナーでもあると思われる

  • エクステリアの細部:フロントとピラーのトライデント(三叉本の銛)エンブレム、リヤのバッジはイエローで統一。リヤフェンダーの「Maserati Fuoriserie」ロゴにはデジタル・ミントカラーが使用される。
  • 初採用のグロスカーボンパーツ:フード上の4つのベント、フロントルーバー、リヤダクト、巨大なリヤウイングに至るまで、GT2ストラダーレとして初となる艶ありカーボンファイバーをフル装着。
  • 足回りの仕立て:イエローキャリパーを備えたカーボンセラミックブレーキシステムとセンターロック式のブラックアルマイトホイールを装着。
マセラティ GT2ストラダーレ「MC12トリブート」のサイド〜ドアミラー

Image:Maserati

モータースポーツの臨場感を再現したインテリア

コクピットに足を踏み入れると、ブラックのアルカンターラで覆われたレーシングシートが目に入り、ヘッドレストにはイエローのトライデント刺繍が施され、マッチングカラーの4点式シートベルトを標準装備することに。

ステアリングホイール、ダッシュボード、センタートネル、ドアパネルにはイエローのコントラストステッチが走るなど、車内全体でエクステリアとの視覚的な一体感を創出していることもわかりますが、さらにはこの車両のためだけに製作された専用バッジ「Tribute to MC12」が添えられることで唯一無二の価値を主張しています。

マセラティ GT2ストラダーレ「MC12トリブート」のインテリア

Image:Maserati

ベースモデル「GT2 ストラダーレ」の概要とスペック

「GT2 ストラダーレ」は、マセラティがGT2カテゴリーのレース復帰のために開発したレースカー「GT2」のテクノロジーをそのままナンバー付きの公道仕様へと落とし込んだ究極のスーパースポーツ。

走りのパフォーマンスと基本スペック

項目GT2 ストラダーレ スペック
エンジン3.0リットル V型6気筒 ツインターボ「Nettuno(ネットゥーノ)」
最高出力640 hp
0-100 km/h 加速2.8秒
最高速度320 km/h 以上
駆動方式リヤ駆動(MR)
特徴的な装備F1由来のプレチャンバー点火システム、軽量化エアロボディ、Performance Plusパッケージ

ベースとなったミッドシップ・スーパーカー、「MC20」からさらに空力性能を引き上げて大幅な軽量化を実施したほか、レース由来のサスペンションセッティングと組み合わせることにより、サーキットでの圧倒的なラップタイム、そして一般道でのエレガントな乗り心地を高次元で両立させています。

マセラティ GT2ストラダーレ「MC12トリブート」のリア

Image:Maserati

【関連知識】マセラティのモータースポーツ史と「トライデント100周年」の背景

ここで知っておきたいのが今回のモデルが発表された歴史的背景で・・・。

  • MC12という伝説(2004-2010)エンツォフェラーリの骨格をベースに開発されたMC12は、FIA GT1選手権でチーム&ドライバーズタイトルを幾度も獲得した伝説のレースカー。公道仕様モデルもわずか50台程度しか生産されず、現代では数億円から数十億円で取引されるコレクターズアイテムとなっている
  • 「トライデント・ロゴ」誕生から100年マセラティは今年、象徴的な「トライデント(三叉の銛)」ロゴの採用、およびブランド初のモータースポーツ勝利から100周年を迎えており、1926年4月25日、アルフィエーリ・マセラティが自らハンドルを握った「ティーポ26」がクラス優勝を遂げたことから同社の輝かしいモータースポーツの歴史が始まることに。今回のワンオフモデルも、この記念すべき「Year of the Trident」プログラムの一環として位置づけられている
マセラティ GT2ストラダーレ「MC12トリブート」のルーフ

Image:Maserati

マセラティ
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結論:情熱と伝統が織りなす、二度と作れない究極の1台

「GT2 ストラダーレ トリブート MC12」は「高額なカスタマイズカー」という枠組みを超え、マセラティが積み重ねてきた100年以上のレースの記憶、そして一人のコレクターの深い情熱が結実した最高の記念碑です。

量産モデルでは絶対に味わえない細部へのこだわり、そしてレーストラック直系の圧倒的なパフォーマンス。

電動化が進む現代だからこそ、こうした生粋のガソリンV6エンジンとレーシングスピリットを宿したワンオフモデルの存在が世界中のクルマ好きの心を刺激し続け、見るものの心を熱くさせてくれることになるのかもしれません。

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