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【動画】パガーニ史上もっともエレガント!60年代のル・マン・レーサーをイメージした「ウアイラ・コーダルンガ」発表!約10億円なるも限定5台は完売済み

2022/06/17

【動画】パガーニ史上もっともエレガント!60年代のル・マン・レーサーをイメージした「ウアイラ・コーダルンゴ」発表!約10億円なるも限定5台は完売済み

| てっきりパガーニの新型車が登場したと思ったほどの独特なデザイン |

内外装の様々な部分には「これまでのパガーニには見られない」新しい意匠も

さて、ウアイラの生産がほぼ終了へと向かい、次世代モデル「C10」の発表を控えているイタリアのハイパーカーメーカー、パガーニ。

ウアイラについてはこれまでにも「BC」「R」「バルケッタ」「イモラ」、そのほか様々な限定モデルや特別仕様車を発表していますが、今回発表されたのはもっとも変更範囲が大きいロングテールバージョン「コーダルンガ(Codalunga)」です。

通常のウアイラ(クーペ)に比較して36センチも長く、搭載されるエンジンはV12、851PS/1100Nmという最強スペック。

ここでその内容を見てみましょう。

パガーニ・ウアイラ・コーダルンガはこんなクルマ

パガーニによると、このウアイラ・コーダルンガにつき、もともとは一人の顧客の要望からスタートしたといいます。

同社にてコマーシャルディレクターを務めるハネス・ザノン氏によれば、「パガーニのすべてのプロジェクトはビジョンと夢から生まれ、最も象徴的で高級なパガーニの車のいくつかは、クライアントのビジョンと夢から生まれています。パガーニ・アウトモビリは、60年代のコーチビルダーと同じように、一人のクライアントのためにこれらのオーダーメイドプロジェクトを開発することができますが、今日の国際的なホモロゲーションの要件にも準拠しています」とのこと。

そしてこのコメントにある通り、ウアイラ・コーダルンガは世界中の市場にて合法に登録できるように設計・デザインされており、これはワンオフもしくはフューオフ・ハイパーカープロジェクトにおいてもっとも難しい部分かもしれません(マクラーレン・スピードテール、メルセデスAMG Oneはアメリカ市場で合法に登録できない)。

実際のところ、パガーニはこのウアイラ・コーダルンガを世界中の法規にマッチさせることを含めて開発に2年以上をかけた、ともアナウンスされています。

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パガーニ・ウアイラ・コーダルンガは1960年代へのオマージュ

そしてこのパガーニ・ウアイラ・コーダルンガは1960年代へのオマージュだともいい、そのデザインは「足し算」ではなく「引き算」によって進められたといいますが、たしかにほかのウアイラのスペシャルモデルのようなスプリッターやエアロフリック、そしてウイング含む突起物が非常に少ないようにも思えます。※パガーニによれば、引き算は足し算よりもずっと難しい、とのこと

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ウアイラ・コーダルンガの車体重量はわずか1280kgにとどまり、これに貢献するのがシステム全体で4.4kgしかないというチタン製エキゾースト(ル・マン24時間レースで活躍したレーシングカーへのオマージュとしてセラミックコーティングが施される)等の軽量パーツ。

これみよがしなエアロパーツは見られないものの、ウアイラ・コーダルンガは「極めて高いエアロダイナミクス効率」を実現しているといい、4つのアクティブエアロフラップを内蔵することで最適なダウンフォースを発生する、とも。

さらにパガーニは、そのデザインにあたり「風によって研ぎ澄まされ整形されたかのような」なめらかでエレガントなラインを心がけたといいますが、そのインスピレーションもとは1960年代のル・マン・レーサーでもあり、ボディカラーも当時のトレンドから影響を受けたのだそう。

ホイールはシンプルなタービン形状の5本スポーク、そしてゴールドに切削加工が施され、リムには「PAGANI」「Codalunga」の文字が彫られ、これらのカラーもゴールドに。

ブレーキキャリパーはボディ同色となっています。

一方、円形テールランプやクワッドエキゾーストにて「パガーニらしさ」もしっかり残されていますね。

パガーニ・ウアイラ・コーダルンガのインテリアもエレガントだった

そしてまたウアイラ・コーダルンガのインテリアもエレガントそのもの。

ボディカラー同色のダッシュボードやセンターコンソール、金属調の質感を持つパーツ、そしてレザーとがうまく組み合わせられており、一方では(ドアインナーハンドル内側など)アンビエントランプといった現代っぽい装備も。

シートセンターはパガーニには珍しく「織り込みによるチェック柄」ですね。

他モデルではカーボンパーツが思いっきり前面に押し出されるウアイラですが、このウアイラ・コーダルンガでは、「1960年代のル・マン24時間を走ったレーシングカー」をモチーフとしているだけに、当時の状況を考慮してか、カーボンファイバーの使用が最小限に収められているように思います。

このウアイラ・コーダルンガにつき、一人の顧客からの要望によってスタートしたものの(開発コスト等の関係か)5台が製造されるといい、しかしもちろんそのうち1台は最初にオーダーした顧客へと納車予定。

そして他のパガーニ製限定モデル同様、すべてのウアイラ・コーダルンガの生産枠は埋まっているといい、今回パガーニが提示した700万ユーロ(日本円で約9億8000万円)を持っていたとしても、このクルマを手に入れることができないのはちょっと「残念」でもありますね。

パガーニ・ウアイラ・コーダルンガを紹介する動画はこちら

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参照:Pagani Automobili

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