【世界に1台】中国の顧客に向け「クンルン山脈にインスパイアされた」ワンオフ仕様のパガーニ ゾンダ・ロードスター”チャイナ”が公開

Image：Pagani

｜　パガーニは発売済みのクルマであっても「最新の仕様へとバージョンアップ」させることが可能である　｜

希少なパガーニに乗り続けたいオーナーにとっては最高のサービスだといえよう

さて、パガーニは顧客の要望に応じ、単にカラーや素材だけではなく、パワートレーンやボディ形状の変更を行うといった「ワンオフモデルの製作」を行うことでも知られていますが、その対象は「新しく作るクルマ」だけではなく「すでに納車を行った車両」にまで及んでいます。

つまり、販売済みのクルマであっても、パガーニは様々な改装を行いアップデートを実施しているということになり、これは顧客にとって非常にありがたい対応だと言えそうです（パガーニのクルマはいずれのモデルも固有のキャラクターを持ち、最新のモデルがそのオーナーにとって最良だとは限らない）。

Pagani Unico（パガーニ・ウニコ）プログラムとは？

そしてこういった「ワンオフモデル」の製作を提供するのがパガーニ自身によって展開されるUnico（ウニコ）プログラム。

これは世界中の顧客に向けて究極のカスタマイズを実現するサービスで、オーナーの要望に応じ、理想のスーパーカーを1台限りの特別仕様で製作することが可能となるわけですね。

これまでにも「ゾンダ・アリーヴェデルチ」や、希少なゲート式マニュアルトランスミッションを搭載した「ゾンダ MY」など、数々のユニークなモデルがこのプログラムを通じて生まれています。

Image：Pagani

新たなワンオフモデル「ゾンダ・ロードスター：中国スペシャル」が登場

今回発表されたのは、中国の顧客のために製作されたワンオフのゾンダ・ロードスター。

その名も「Zonda Roadster-China（ゾンダ ロードスター チャイナ）」と命名され、この特別な1台は、中国西部の名峰「崑崙山脈（クンルン山脈）」からインスピレーションを得たデザインを持っています。

フルカーボン×ブルーラッカーの圧倒的存在感

ボディ全体は美しいフルカーボン仕様、そしてそこに施されるのはブルー（クリア）ラッカー塗装で、これによって「まさに芸術作品のような」仕上がりが与えられることに。

エアロパーツもアップグレードされており、以下のような装備が確認されています：

• ダブルリアウイング
• シャークフィン（縦型フィン）
• フロントカウルに設けられたツインダクト
• フェンダーのルーバーと冷却用ダクト
• 大型インテークスクープ（エアインテーク）
  

さらにはブレーキキャリパー、エキゾースト（マフラー）チップ、リアウイングのピラー（支柱）までもがブルーで統一され、デザインの一体感が際立っています。

この投稿をInstagramで見る

Pagani Automobili(@paganiautomobili)がシェアした投稿

ベースは「ゾンダ760ロードスター」か？ 760馬力のV12搭載が濃厚

このモデルも他の「公式レストモッド」ゾンダ同様に「Zonda 760 Roadster」ベースの再構築モデルと見られており、となると搭載されるエンジンは、AMG製 7.3リッター V型12気筒自然吸気エンジン。

最高出力は760馬力に達すると予想され、圧巻のパフォーマンスを誇ります。

【まとめ】Unicoが生み出す「世界で1台だけ」のゾンダ

パガーニ・ウニコによるワンオフ・ゾンダは、オーナーの夢と情熱を具現化した芸術作品で、「自然吸気V12エンジン」を保存するための最高のハイパーカー。

今回の「Zonda Roadster-China」もその例に漏れず、パガーニのクラフツマンシップとデザイン哲学が光る、文字通りの「珠玉の1台」であり、スーパーカーファンならずとも、世界に1台だけのパガーニの魅力に惹きつけられること間違いなしの個性を持つようですね。

あわせて読みたい、パガーニ関連投稿

参照：Pagani（Instagram）