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【動画】ホンダeの試乗レビュー登場!S2000以来の後輪駆動、そして「このクルマに悪いところを見出すことは難しい」

2019/07/04

| ここまで魅力的なクルマを見たのは久しぶりだ |

ホンダがいくつかのメディアを招いて「ホンダ初の」市販EV、ホンダeの試乗会を開催。
ホンダeについてはすでに予約注文を受付開始しており、先日そのスペックも公開されたところ。

これによると後輪駆動、前後重量配分50:50、出力150PS、走行可能距離は200キロ、バッテリーの80%を充電するのにかかる時間は30分。

ホンダにはホンダの道がある

ポルシェやアストンマーティンなどプレミアムカーメーカーの発売するEVは軒並み400馬力オーバー、一回の充電あたり走行可能距離は500キロ以上、5分から10分でバッテリーの80%まで充電可能といったスペックを持つ場合が多いようですが、これと比べるとホンダeのスペックが見劣りするのも事実。

ただ、ホンダはポルシェやアストンマーティン、テスラとも張り合う必要はなく、よって今回の「ホンダe」のスペックで十分というか「これが正解」だとも考えています。

ハイスペックになって「1000万円くらいになった」ホンダのEVを買う人はだれもいないと思われ、であればプレミアムカーメーカーとは競合せず、走行距離は短くても十分だという人向けに安価なEV(ホンダeの価格は未発表ですが)を提供するのが”ホンダらしい”手法だとも言えそうですね。

ホンダeは間違いのない選択

なお、今回の試乗に供されたのは「プロトタイプ」だそうですが、99%ほどが実際の市販モデルと同じ、とのこと(1%の違いがどこなのかはわからない)。

そして試乗レポートを見ると、その走りは機敏で、スポーツモードに入れると「素晴らしい加速」を見せるようですね。
レビュワーも19分の試乗を通じて「このクルマには悪い部分を見つけることは難しい」とも語っており、これはすでに予約している人にとっては朗報だと言えそうです。

たしかに動画を見るとスラロームでの走りは非常にスムーズで、やはり低重心そして前後重量配分50:50の威力はまさに絶大。

やはりホンダeで重要なのは「後輪駆動」ということで、ホンダにとっては久しぶり(S2000以来)の後輪駆動車ということに。

加えてこのレトロかつフューチャーなルックス、ドアミラーレス仕様のクリーンなデザインなどを見ると「ヒットしない要素はない」と考えています。

なおホンダeの生産地は不明ですが、まず欧州にて発売すること、試乗の地も欧州であることを考えるに、やはりヨーロッパでの生産なのかもしれません。

とにかく価格の公開そして日本での発売が待たれるクルマですが、「もうEVはとうぶん買わない」と決めたぼくの決意がゆるぎそうなクルマでもあります。

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