| 思ったよりもホンダにとって「アコード」の存在は大きいようだ |
さて、昨日エクステリアデザインのパテント画像が流出した新型ホンダ・シビック・ハッチバックですが、今回は「ダッシュボード」のデザインがリークされることに。
ここから得られる情報はさほど多くはなく、おそらくはダッシュボード上のメーター横にディスプレイが配置されるであろうこと、そしてエアコンの操作等はインフォテイメントディスプレイではなく、今まで通りの物理スイッチにて「独立したパネル」上で行われるであろうこと。
なお、ホンダは他社のように「なんでもかんでもタッチパネルで」という潮流には乗らず、新型フィットにおいても「アナログ操作」を復活させています。
さらにその前にも、「音量調節」をデジタル式からアナログのツマミ式に戻したという経緯があり、操作系については「デジタル化が必ずしも正解とは限らない」と考えているようですね。
インテリアもやや大人しめに?
なお、先日ネット上を賑わせた新型シビック・ハッチバックの外観は現行に比較してずっとマイルドなもので、見た感じだと「アコードの縮小版」。
そこには大きなグリルやエッジ、そしてパフォーマンスをアピールするような意匠はなく、そして今回の内装の画像を見ても「ちょっとマイルドに」変更されるように思います。
ちなみにこちらはアコードのインテリアですが、新型シビックについて、エクステリア同様にインテリアについても「アコード化」がなされると考えて良さそう。
こちらと比較すると、メーターサラウンドの形状、エアコン吹出口の位置、エアコン操作パネルの位置と形状、ダッシュボード上に取り付けられるモニターの配置等、非常に高い類似性を持っていることがわかります。
そしてこちらは現行シビックのインテリア。
ドライバーオリエンテッドな構造を持っていることがわかり、アコードとはインフォテイメントディスプレイやエアコン吹出口の位置、エアコン操作パネルの形状が異なることがわかります。
たしかに北米ではアコードが「主力」ではあるものの、ここまで内外装がアコードに近くなるということには驚かされ、となると新型シビックは「スポーティ」というところから一転し、高級感や質感を高めたクルマになるのかもしれません。
やっぱり気になるのがホンダ・シビック・タイプR
そしてやはり気になるのがシビック・タイプRですが、ベースとなる内装がちょっと大人しすぎるような気もしていて、これをホンダがどう料理してくるのかは楽しみでもあるところ。
ただ、もしかすると次期シビック・タイプRは「あまりの速さに」内装を気にしているような場面はないかもしれず、かつ「一旦ステアリングホイールを握って走り出してしまえば」細かいことはどうでもよくなるクルマに仕上がるのかもしれませんね。
参照: IP Australia