ホンダがシビック・タイプRのエンジン単体にて販売を開始！エンジン単体で約70万円、ECU等込みのフルセットだと94万円

｜　シビック・タイプRのエンジンはコンパクトで汎用性が高く、おそらくは売却時の価格も高い　｜

さて、アメリカでは一般的な「クリートエンジン」。

これは自動車メーカーが販売する「交換用エンジン」ということになりますが、フォードやダッジ、シボレーもこれを販売中。

とくにダッジは707馬力を発生する「ダッジ・チャレンジャー・デーモン」に搭載されるV8エンジンをリリースして話題となっていますね。

そして今回、ホンダは「5月1日より、シビック・タイプRに搭載しているエンジン（K20C1）を販売する」とアナウンスすることに。

これまでにもシビック・タイプR用エンジンは販売されていたが

なお、このエンジンは「Honda Performance Development＝HPD」を通じ、全米の（HPD認定を受けた）ディーラー経由にて販売されるとのことで、注目すべきは「一般人でも買える」ということ。

ちなみにホンダは以前にもシビック・タイプRのエンジン単体を販売したことがありますが、その販売先の条件としては「ホンダ・レーシングライン・プログラム」の会員が前提であり、この会員になるには「レース組織に属すること」「実際に直近のレースに2戦以上参加していること」が必須。

よって、レーシングチーム以外ではこのエンジンを入手できなかったものの、今回はじめて「レーシングチーム以外でも購入できるようになった」わけですね。

気になるホンダ・シビック・タイプRのエンジン「その価格」は？

今回発売されたのエンジン単体（6796ドル）に加えてオルタネーター、ターボチャージャー、スターターモーターという「バラ」、そしてこれらにECUやハーネス、アクセルペダルを含めた「コントロールパッケージ（9000ドル）」。

これはダッジの販売するV8エンジン（8249ドル）よりも高価ではあるものの、コンパクトでどんなクルマにも搭載しやすく、売却時の価格、そして今後に渡り高い価値を発揮すると思われることから「買い」なんじゃないかと思います。

なお、このシビック・タイプRのエンジンにつき、「コントロールパッケージ」は93セットのみに限定されるそうですが、エンジン単体だと数量が限定されるのかどうかは不明。

仮に数量が絞られていないとしても、購入希望が殺到して供給が追いつかなくなることも容易に想像ができますね。

とくに（車体サイズの限られた）ミニに対してシビック・タイプRのエンジンをスワップする例が多く、相当数のチューナーが飛びつくことになりそうです。

あわせて読みたい、「エンジン単体」関連投稿

参照：CarThrottle