| やっぱりホンダはシャープでアグレッシブなデザインがよく似合う |
ホンダがアジア太平洋市場向けに「N7X」を発表。
これはその名から予想できるとおり7人乗りのクルマで、現段階ではコンセプトカーにとどまるものの、8月には生産が開始される「市販モデルに限りなく近い」位置にあるようですね。
なお、ホンダいわく、このN7Xは「クロスオーバーとミニバン」とのいいとこ取りだと表現しています。
N7XはBR-Vの後継モデル
このN7Xについて、現在ホンダがタイとインドネシアにて生産しているBR-Vの後継モデルとなる模様。
このBR-Vは全長4,456ミリ、全幅1,735ミリ、全高1,666ミリというサイズを持つ7人乗り「アクティブスポーツクロスオーバー」ですが、ポジション的にはヴェゼルとCR-Vとの中間くらい。
つまりはコストパフォーマンス重視の積載効率に優れるクルマということになり、そして今回N7Xへとスイッチすることで、さらにその性格を強めることになるのかもしれません。
N7Xは力強いデザインが特徴
ホンダによると、このN7Xのデザイン的特徴は「力強く直立したグリル、強調されたボディライン、ダークプラスチック製のホイールアーチプロテクター」。
この「力強く直立したグリル」というのはひとつのポイントだとも考えられ、現在ホンダが北米そしてアジアで進めようとしているデザインでもありますね。
ホンダは新型フィットや新型シビックにて「薄味でスリムな」デザインを採用しているものの、一部では「押しが弱い」という意見もあり、北米では「マッチョなデザイン」待望論もある模様。
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実際に中国やアジアで販売するモデルについては「押出の強いフロントグリル」を採用したモデルも登場しており、ホンダは当面「スリムなデザイン」と「押出の強いデザイン」両方を使い分けてゆくのかもしれません。
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さらにホンダは、このN7Xについて「ホンダの特徴である運転する楽しさを提供し、MPVのプレミアムな快適性と広々とした空間、そしてSUVの多用途性とスタイルを兼ね備える」「クルマのあるべき姿を追求したコンセプトであり、運転のしやすさだけでなく、すべての乗員に最高の快適性を提供し、安心感を与えるクルマ」だとも表現。
そして、画像を見る限りでは高い質感を持っていること、訴求力のある(ホンダらしい)ルックスを持っていることは間違いなく、現地ではもちろん、日本でも発売すれば、けっこうなヒットになるんじゃないかとも考えています。
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