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マツダ3、CX-30の述べ4.2万台にリコール!「勝手に急ブレーキがかかる」「アイドリングストップ後、再始動できない」「エンストする」

2019/12/19

| マツダはエンジン制御に関するリコールが少なくない |

マツダが発売したばかりの「マツダ3」「CX-30」にリコール届け出。
その内容としては大きく分けて2つあり、ひとつは「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」、もうひとつは「エンジン制御コンピューター」。
マツダ3は発売直後からリコールが相次いでおり、最近はホンダの例といい、発売されて間もないモデルに不具合が見つかる例が散見されます。

発売されたばかりのマツダ3に「ルームミラーが落ちる」という2件目のリコール発生。BMWはX3 / X5 / 5シリーズにリコール届け出

発売直後のマツダ3に「ホイール脱落の危険性」としてリコール。加えてCX-5(ECU)、ロードスター(アンダーカバー脱落)の届け出も

スマート・ブレーキ・サポート(SBS) 不具合はこういった内容

スマート・ブレーキ・サポート(SBS/衝突被害軽減制動制御装置) については、制御プログラムに問題があり、特定の状況において衝突の可能性がなくとも氏衝突被害経験ブレーキが作動する可能性がある、とのこと。
これは以前、スズキ・ジムニーにて報じられた問題とよく似ているようですね。

【動画】スズキ・ジムニーに重大な問題発生。カーメディアがテスト中、複数回「勝手に自動ブレーキが作動」。スズキもスタッフを動員して原因究明に乗り出す

mazda3

対応としてはプログラムの書き換え、そして取扱説明書の変更に加えてメーターのプログラム変更も同時に行うとしています。
影響を受けるのは平成31年3月5日~令和元年10月23日に製造された個体で、該当するのはMAZDA3が21,096台、CX-30が3,654台。
不具合の詳細は下記の通りです。
実際に問題が出たのは7件、幸いなことにこれによる事故はゼロ。

車両制御コンピュータにおいて、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)の 制御プログラムが不適切なため、S字路の路肩に停車した車両や大きな道路標識などを正しく認識できないことがある。そのため、衝突の可能性がないにもかかわらず障害物との接近を知らせる警報音が鳴り、ディスプレイに警告表示が出て、最悪の場合、衝突被害軽減ブレーキが作動し、急制動がかかるおそれ がある。

国土交通省

エンジン制御コンピューター不具合はこんな内容

そしてもうひとつのエンジン制御コンピュータですが、細分化すると2つあって、1つは「燃料噴射に問題があってエンストの可能性」、もうひとつは「アイドリングストップ後にエンジンが再始動しない可能性」。
1つ目については実際に7件、2つ目についても17件が発生している、と報告されています(両方とも事故はゼロ)。
さすがにアイドリングストップ後にエンジンが再始動できないとなると、人によっては後続車にクラクションを鳴らされたりしてパニックになることがあるかもしれません。

mazda3-recall

これら不具合両方とも、該当部分のプログラムの書き換えにて対策が終了するとアナウンスされており、その詳細は下記の通り。

① エンジン制御コンピュータにおいて、燃料噴射制御プログラムが不適切なた め、燃焼室に大量の燃料蒸発ガスが流れ込んだ際に、インジェクタによる燃 料噴射量を正しく制御できないことがある。そのため、燃焼に必要な燃料噴 射量が不足し、最悪の場合、低車速時にエンストするおそれがある。

② エンジン制御コンピュータにおいて、アイドリングストップ後の再始動制御 プログラムが不適切なため、アイドリングストップを判別するためのエンジ ン停止判定処理が遅れた場合、アイドリングストップ後にエンジンが再始動しなくなるおそれがある。

国土交通省

こちらの影響を受けるのは平成31年3月5日~令和元年11月8日に製造された個体で、MAZDA3が15,152台、CX-30が2215台。

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