| ただし、新再建プランの中には「三菱のセダン」は入ってない |
日本ではさほど人気がなかった三菱「ランサー」ですが、海の向こう(ただし一部地域)では比較的人気が高く、販売終了となった今でも「後継モデル」のレンダリングを作成するアーティストも少なくないようです。
今回紹介するのはデザイナーであるイーノック・ガブリエル・ゴンザレス氏の作品で、これは数年前に自身が作成した「新型ランサー」を現代風に再調整したものです。
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その顔つきは「ダイナミックシールド」に
この「新型ランサー」の大きな特徴はダイナミックシールドを採用していること。
ダイナミックシールドは三菱によれば「力強いパフォーマンスとプロテクションの安心感を表現したコンセプト」だとされており、こちらに図解入りの解説がありますが、これを採用しているだけで「三菱」だとひと目で判断できますね(そう考えると、強い排他性を持つ顔つきは非常に重要)。
なお、ちょっと面白いのは、ダイナミックシールドグリルの内側に「縦ルーバー」を持つこと。
現在ダイナミックシールドを採用するエクリプスクロス、ekクロス、アウトランダーPHEV、デリカD:5などのグリル内側は「横ルーバー」を持っており、そのためこの新型ランサーは既存三菱車と比較すると意図味違う、斬新な印象もあるようです。
テールランプは「左右連結」。
現在の三菱車のテールランプはいずれも左右独立型なので、このレンダリングはそのぶん新鮮にも見えますね。
サイドから見ると、ウインドウの下側にはメタル調のモールが設けられ、後端が跳ね上げられることでウェッジシェイプが強調されることに。
ルーフラインはクーペ風、そしてリアデッキも高く取られることでスポーティなイメージを演出しています。
三菱がランサーを復活させる可能性は残念ながら低そうだ
なお、三菱は現在、新しい再建プランに従い日産、そしてルノーとともに新しい出発を切ったところ。
このプランではそれぞれの担当する「分野」「地域」を決めており、ここで三菱が割り当てられる分野は「C/DセグメントのPHEV」、そして地域は「アジア・オセアニア」。
三菱が強みを持つ4WD技術を生かして(舗装があまり良くない)アジア・オセアニアにてSUVを展開したり、アウトランダーPHEVのようなモデルを拡大してゆくことになるのだと思われ、そこにランサーのような「セダン」の入り込む余地は無いと考えるのが妥当であり(セダンについては、北米・中国を担当する日産の役割となる)、よってランサーの復活、さらにはランエボの復活はまず無いと認識しておいたほうが良さそうです。
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