| ランサーエボリューションの限定モデルは相当な高値を付けそうだ |
三菱の英国法人がそのコレクションから14台をオークションに出品する、と発表。
その理由は不明ですが、内容を見ると歴史的に価値のあるクルマも見られ、多くのファンによる入札バトルとなりそうです。
ここでその一部を見てみましょう。
日本で最初に自動車の量産を行ったのは三菱だった
こちらは1917年の「モデルA」。
ただし7/10サイズのレプリカとのこと。
実車は日本で最初に量産されたクルマだそうで、30台生産されたうち、現存するのは0台(つまり1台も残ってない)だとされています。
1974年のコルト・ランサー。
この個体は「英国にて、最初に登録された三菱車」と紹介されており、相当な価値がありそうです。
エンジンは1.4リッター、トランスミッションはマニュアル、走行距離は118,613km。
おなじく1974年製、「コルト・ギャラン」。
当時の三菱正規ディーラー、コルト・カー・カンパニーのデモカーだった個体で、グレードは最上位の「2000GL」。
「コルト」とは「若馬」を指しますが、これは「マスタング(小型の野生馬)」を意識したネーミングだとされ、アメリカでは顰蹙を買ったとも聞いたことがあります。
ジープCJ-3B。
ウィリス社からライセンス供与を受けて生産を行っていたもので、1979年~1983年まで生産が行われています。
こちらも現地正規代理店によって輸入された個体なのだそう。
1988年製、「スタリオン」。
走行距離は95,032キロを数えますが、エンジンやターボ含め、リビルトがなされているとのこと。
ちなみに「スタリオン」とは種馬を意味し、やはり馬の名前ですね。
ぼくにとってのスタリオンのイメージはやっぱり「キャノンボール2」。
比較的最近(1992年)の3000GT(GTO)。
走行距離は54,954km。
ランサーエボリューションも多数登場
そして三菱といえばランサーエボリューション。
まずは2001年のランエボVIトミ・マキネン・エディション(本人のサイン入り)。
2007年のランエボIX グループN ワークス・ラリーカー。
2008年、ランエボIX MR FQ-360 HKS。
2015年のランエボX FQ-440MR。
その他にはこんなクルマも
そして今回販売されるクルマは多岐にわたり、こちらは1989年製のギャラン20.GTI(ラリー仕様のレプリカ)。
公道走行が可能だそうです。
1987年のパジェロ(現地では”ショーグン”)。
こちらは2000年モデル(この世代では、最後にイギリスで登録されたパジェロのうちの1台)。
ちょっと珍しい、2017年のL200「デザート・ウォリアー」。
ワンオフのカスタムカーで、トップギアに取り上げられたこともあるようですね。
合わせて読みたい、関連投稿
-
【三菱コンセプトRA(2008)】2ドア、そして未来のランエボ。もしこのクルマが発売されていたら、スポーツカー市場を根本から覆していただろう
| ある意味で、このクルマは「先を行き過ぎていた | 三菱が2008年にデトロイト・モーターショー(North American International Auto Show=NAIAS)で発表した ...
続きを見る
-
【動画】GRヤリスとランエボVI トミ・マキネンとが加速で勝負!両者ともWRCホモロゲーションモデル、しかし20年の歳月はどう影響?
| 正直、ランエボの速さはハンパではなかった | さて、CarwowがトヨタGRヤリスと三菱ランサー・エボリューションVI トミー(トミ)・マキネン・エディションとをドラッグレースにて競わせた動画を公 ...
続きを見る
-
職質で麻薬の売人逮捕→家宅捜査したらスープラ、GT-R、ランエボ等45台の車、銃火器と数億円の現金を発見
| しかも犯人はかなりの日本車通、そしてカーマニアであるようだ | さて、以前に「警察が発電機泥棒のアジトに踏み込んだら、ランサーエボリューションやスバルWRX STIなどホモロゲーションモデルばかり ...
続きを見る
参照:三菱, AutoAuction UK