| ボクにとっても三菱エクリプスは非常に印象深いクルマでもある |
できれば4WDスポーツとしての復活を期待したいところだが
さて、独立系デザイナー、アンドレイ・スールマン氏による「新型エクリプス」をイメージしたレンダリングが公開。
エクリプスは2012年まで(日本だと2006年まで)三菱が販売していたスポーツクーペですが、その後は今に至るまで復活することはなく、しかしときどき今回のように「新型エクリプス」なるレンダリングが公開されることも。
つまりエクリプスは非常に人気の高いモデルということになり、しかしその反面「なにをもってエクスプスらしいというのか」というデザイン的特徴がなく(こういったクルマは珍しい)、今までに公開された「新型エクリプス」のいずれとも、全く異なる作品となっているのが面白いところです。
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今回公開された「新型三菱エクリプス」はこんなクルマ
そこで今回の「新型エクリプス」を見てみると、LEDバーやドット型ランプを備える未来的なデザインを持っており、連続性の高い曲面で構成されていることがわかります。
一方でホイールはスポーツカーっぽいYスポーク、そしてホイールを固定するのは「オープンナット」。
なお、Aピラー~ルーフ~CピラーにかけてはフェアレディZに近いという印象を受けますが、これは現在の日産と三菱との関係を考慮したためかもしれません(このあたり、デザイナーからのコメントは出されていない)。
なお、フロントセクション、そしてテールパイプのないリヤセクションを見るに、この新型エクリプスは「ピュアエレクトリック」なのかもしれませんね。
このグリーンのバージョンにはリアウイングが装着され、そのステーやウイング形状、翼端を見るに、ホイールともども「走り屋」っぽい印象を受け、もしかすると映画「ワイルド・スピード」に登場した”ブライアンのエクリプス”をイメージしているのかも。
ちなみにこちらがブライアンのエクリプス(2代目エクリプス)。
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「ウイングレス」バージョンのエクリプスのレンダリングも
なお、同氏は「ウイングレス」版のエクリプスも作成して公開。
レッドだとちょっと「マツダっぽい」印象も受けますね。
なお、もともとエクリプスはアメリカ市場向けにスタリオンの後継モデルとして企画されたもので、初代から3代目にかけては当時提携関係にあったクライスラーとの共同にて開発がなされています。
4代目はおそらく三菱独自の車体を用いたものだと思われ、しかし当時不振に陥った三菱の再建計画に従い(グローバルモデルに集中し、北米専用モデルを廃止するため)残念ながらそのライフを終了することに。
そして現在三菱はルノー=日産・三菱アライアンスの再建プランに則り「ASEAN・オセアニアに集中し、コンパクトカーと4WDという、強みを発揮できる分野にて」ルノーや日産と競合しないように展開を行うことが決定しており、この路線を採用する限りにおいて、エクリプスの復活を望むことは難しいかもしれませんね。
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