日産GT-R 50 by Italdesignが2019年より生産と納車を開始
日産は「GT-R50周年記念」として「GT-R50 by Italdesign(イタルデザイン)を発表し、生産に移す可能性を示唆していましたが、いよいよ生産が実施される模様。
そして生産台数は予定通り50台に絞られ、その価格は99万ユーロ、とアナウンスされています(1億3000万円くらい、オプション含まず)。※日産によるGT-R50スペシャルコンテンツはこちら。ここからコンタクトをとって注文の相談が可能
日産「GT-R50の反響は予想を遥かに超えていた」
GT-R50 byイタルデザインは「GT-R」「イタルデザイン」それぞれが50周年を迎えたことから実現したコラボで、ベースはR35 GT-R NISMO。
これを日産側で「もし制約がなかったとしたら」という前提で内外装を改めてデザインしなおし、それをイタルデザインが実際に製造する、というクルマ。
なおイタルデザインはその名の通り「デザイン」が本業ではあるものの、実際にメーカーやコーチビルダーとしての機能も持っていて、車両の開発や設計、製造が可能な企業です。
これまでにGT-R50 by イタルデザインの製造風景が公開されていますが、完成済みのGT-R NISMOをイタリアの工房まで運んで「全部分解」し、その上でボディを”切ったり貼ったり”。
一台一台手作りとなるわけですが、ここまで手間をかけているのであれば、1億3000万円という価格もやむをえないのかもしれませんね。
なお、日産は「GT-R50 by イタルデザインのオーナーは、自分の好みに合わせて内外装のカラーをオーダーできるとしていますが、外装だとその形状、内装だと素材などについても自由に選べるのかどうかは不明。「です。
なお、日産のグローバルスポーツカー部門を率いるボブ・レイシュリー氏によると、「GT-R50の反響は我々の予想を超えていた。今回は50台のGT-R50が、GT-R50周年、そしてイタルデザイン50周年という歴史に花を添えることになる」と語っており、生産と納車は2019年より始まる、と述べています。
GT-R50 by Italdesignについては2018年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初公開され、その後は銀座にあるNISSAN CROSSINGにて展示が行われ、それと同時にセイコーとのコラボレーションにて「グランドセイコー・フィーチャリング・日産GT-R 50 イタルデザイン」をなんと2000万円で発表。
そして12月7日からは横浜にある日産ギャラリーにて展示が開始されており、その勇姿を目にすることができる、とアナウンスされています。
VIA:NISSAN