ジュークほど特徴がはっきりしているクルマのモデルチェンジは容易ではない
日産ジュークはフルモデルチェンジを迎えることになり、ここ最近プロトタイプが頻繁に目撃されているようですが、今回はロシアのサイトにて新型ジュークの予想レンダリングが公開に。
なお、以前にも別のCGアーティストが予想レンダリングを公開しているものの、同じクルマを、そして同じプロトタイプから想起した割には意外と異なるデザインとなっているのは面白いところですね。
下がその「別アーティスト」版ですが、見比べたり、現行の日産他モデルが持つデザインを見てみると、今回公開された「イエローのほうが」より実際の新型ジュークに近いのでは、とも考えています。
キープコンセプトながらも「微妙に」デザイン変更
現在販売されている自動車は数あれど、日産ジュークほど個性的なクルマは少ないと考えていて(ほかにはシトロエンC4カクタスやC3くらい?)、そこがジュークの「ウケている点」だと思われます。
ただし、そのウケている点をそのまま継続すると「何が変わったの?」という感じで新しさが出ないばかりか陳腐化を避けることが出来ず、かといって大きく変えるとそのアイデンティティを損なうことにもなり、ここがフルモデルチェンジの難しいところなのでしょうね。
なお、こちらが現行ジューク。
おそらく新型ジュークでは、よりシャープに、そしてよりワイド感を(横長デザインで)強調するものと思われます。
そしてこちらはリアから見た日産ジュークの予想レンダリング。
サイドウインドウ、リアウインドウそしてテールランプの形状がより角ばっていますが、これも「当たらずとも遠からず」だろうと考えています。
こちらは現行ジューク。
スパイフォトを見る限りだと、現行ジュークの前後フェンダー(とくにリアフェンダー)の盛り上がりが小さいように思え、かつサイドが平坦に見えるようで、それは「キャビンを最大化しながらも全幅の拡大を抑える」ための苦肉の策なのかもしれません。
新型ジュークがどんなデザインになるのかはまだまだ不明ですが、おそらく日産のデザイナーたちは、この難しい仕事を成し遂げるはず。
そしてその暁には現行モデルを超えるヒットを記録することになろうと思われ、新型ジュークは要注目車種のひとつだと考えています。
VIA:KOLESA