| 世界各地でどんどんR35 GT-Rが「販売終了」となってゆく |
一方、次期GT-R(R36)の声はなかなか聞こえてこない
さて、日産GT-Rに「ゴジラ」というニックネームを最初につけたのはオーストラリアのカーメディアだそうですが、そのオーストラリアでは「衝突安全基準に満たないため」、2022年モデルをもってGT-Rが販売終了になってしまいます。
そして今回、オーストラリアに輸入された最後の一台が(GT-R T-Spec)がメルボルンの日産ディーラーによってオークションにかけられ、収益金の一部が慈善事業と地元消防隊に寄付されることになるもよう。
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「最後の」GT-Rには田村宏志のサイン入り
今回オークションにかけられるR35 GT-R T-Specのボディカラーは(R34 GT-Rをイメージした)ミレニアムジェイド、ホイールはゴールド(ブロンズ)という仕様。
そしてこのGT-R T-Specを特別なものにしているのは、日産GT-Rおよびニスモ・パフォーマンス部門のチーフ・プロダクト・スペシャリストである田村宏志氏によるサインがエンジンカバーに入ること。
さらには同氏がサインしたGT-Rのヒストリーブック「GT-R JOURNEY」も付属するようですね。
なお、このGT-R T-Specはebayを通じて誰でも入札することができるといい、入札価格は395,000オーストラリアドルからに設定され、(おそらくは現地での通常販売価格の)279,000豪ドル以上はアッパー・ファーンツリー・ガリー消防隊とブリッジ・ビルダーズ・ユース・チャリティーの2団体に寄付される、と報じられています。
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現地ファーンツリー・ガリー日産ディーラーの代表、マイケル・バンジャニン氏によれば、「GT-Rのような象徴的な車と、特別仕様車であるT-Specとの最後の別れを記念するのに、これら2つの素晴らしい、価値ある活動への寄付を募ることほどふさわしい方法はありません。私たちは、ファーンツリー・ガリー地域の一員であることを誇りに思っていますし、私心なく他者に貢献する人々にお返しができることを嬉しく思っています。近い将来、必ずや幸せなGT-Rオーナーが誕生することでしょう」とのこと。
なお、1つ目の寄付先であるアッパー・ファーンツリー・ガリー消防隊は、1926年以来、地元コミュニティーのために活動しているボランティア消防隊だといい、このオークションで得た資金は同団体の施設を改善するために使用され、もう一方の寄付先であるブリッジ・ビルダーズ・ユース・チャリティーは、ボランティア主導によって構成される団体で、毎年数千人のティーンエイジャーに様々なプログラムを提供している、と報じられます。
「オーストラリアで最後の」日産R35 GT-Rを紹介する動画はこちら
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