| 新型日産フェアレディZ NISMOは見るからに楽しそうなクルマに仕上がっているようだ |
現時点では発売時期や価格に関する情報は未公開
さて、日産がついに新型フェアレディZ「ニスモ」のティーザーキャンペーンを開始。
今回発表されたのはわずか44秒、しかしその内外装やパフォーマンスを明確に示すもので、全編通じて有り余るパワーを開放する様子が描かれています。
なお、現在のところ発表や発売日については示されておらず、日産は「今年の夏以降に詳細を発表、乞うご期待」とだけコメントしている、という状況です。
これからのニスモは「ステルスグレー」がイメージカラーに?
今回リリースされた動画に登場する新型フェアレディZ NISMOのボディカラーは(2022年にR35 GT-Rに設定された)「ニスモ ステルスグレー」のように見え、おなじみのレッドアクセントも見えますが、これを見るに今後のニスモのイメージカラーには(これまでのホワイト×ブラック×レッドにかわり)、この「ステルスグレー×ブラック×レッド」が統一基準として用いられることになるのかも。
新型フェアレディZ NISMOの外観を見てみると、フロントバンパーはニスモ専用となり、より前方に張り出したスプリッターが与えられているほか、かつての「Gノーズ」を連想させるパーツがグリル上部に取り付けられており、これは往年のフェアレディZ NISMOのファン歓喜といったところかもしれません。
ドアミラーにはレッドのアクセントが入り・・・。
横方向に張り出したアグレッシブなサイドステップに3分割のリアスポイラー、そしてフェンダーアーチにはモールが取り付けられ、そのぶんだけトレッドが広くなっていると考えていいのかも。
なお、ホイールは無意味に大径化していないように見え、ここは興味深いところでもありますね(ドラッグレーサーみたいなサイドウォールを持つタイヤがカッコいい)。
リアバンパーとディフューザーも新型フェアレディZ NISMO専用のデザインを持ち、ディフューザーの中央にはリアフォグと見られるランプが仕込まれていて、これはGT-R NISMOとの共通性を感じさせる部分ですね(ナンバープレートの上に位置する”NISMO”バッジもGT-R NISMOと共通の意匠)。
シートはニスモによる専用品。
メーターのグラフィックもニスモバージョン。※可変式なのかもしれないが、レッドゾーンは標準モデルと同じ7,000回転である
一方でエンジンルームには大きな変化が無いように見え(意外にもヘッドカバーにはNISMOの文字はない)、もしかするとこれは「エンジンパワーに(標準モデルとの)差異はない」ということなのかもしれず、しかしやはり若干であってもパワーアップを期待したいところです。
動画では新型フェアレディZ NISMOが華麗なドリフトを披露
そして今回公開されたティーザー動画では、3度のフォーミュラ・ドリフトのチャンピオンを獲得したクリス・フォースバーグがこの新型フェアレディZ NISMOをドライブしており、ひたすら華麗なドリフトを披露しています。
とにかくパワースライド、そしてホイールスピンのオンパレードであり、トラクションコントロールの設定が標準モデルとは大きく異なるであろうことを予想させますね。
もう見るだけで「これは楽しそうだ」と思わせる一台であり、日産からの追加情報公開を待ちたいところです。
新型日産フェアレディZ NISMOがひたすらドリフトする動画はこちら
参照:Nissan USA