| ただしクルマの楽しみ方は性癖と同じで人それぞれなので、迷惑をかけなければ「個人の自由」でいいんじゃないかと考える |
つまり、誰であっても他の人のカスタムをむやみに非難すべきではない
さて、中国にて不可解なカスタムを施した日産R35 GT-Rが目撃されて話題に。
中国だとGT-Rは「輸入車扱い」となるので非常に高額な関税が課され、おおよそ日本の倍の価格にて販売がなされていますが、その価格帯のクルマをここまで改造してしまう人がいるというのはちょっとした驚きです。
なお、テールランプは「(無限に奥が見えるような視覚効果を与える)インフニティ」仕様となっていて、画像ではブルーに発光しているものの、当然ながらこれは中国でも違法なので、自由にカラーをコントロールできるマルチカラーLEDを使用し、公道走行時にはレッドに発光させるものと思われます。
そしてこのGT-Rのボディ表面に貼られたグラフィックが何を意味するのかはわかりませんが、もしかすると京劇(日本の歌舞伎のような伝統芸能)の隈取をイメージしているのかもしれません。
中国では「自分の好みに合わせたカスタム」を行う傾向が強いというが
参考までにですが、中国のカスタムシーンは欧州や日本とはやや異なると言われており、それは「その自動車メーカーやブランドのヘリテージよりも、自分の嗜好を優先させる」というものですが、自分が「こうしたい」と思った場合、そのメーカーの歴史や伝統を考慮せずに「思いっきりやりたいようにやってしまう」傾向があるもよう。
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史上もっともカスタムされた日産GT-Rが中国で目撃される!リアには「戦神」の文字も
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50081238626/in/dateposted-public/ | ここまでGT-Rを改造したオーナーは世界 ...
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この理由についてはいくつかの説があり、ひとつは中国で自動車が売れるようになったのはつい最近で、かつ急拡大してしまったため、その自動車メーカーやブランドの特徴が市場に浸透する前にクルマが売れるようになってしまったこと。
つまり多くの消費者においては、その自動車メーカーやブランドの歴史やストーリーに惹かれてそのクルマを購入しているわけではなく、別の様々な理由にて購入されている、と捉えられています。
これについては理解できる部分もあり、よって一部の自動車メーカーはブランドアイディンテティを(中国で)定着させるために「金太郎飴」デザインを取り入れたり、様々なプロモーションを行っていたことも報じられていますね。
その他の理由だと、「自動車」という製品の捉えられ方が他の国や地域とは異なるという傾向が指摘されており、クルマを機能的な工業製品というよりも、自己アピールのために使用するアクセサリーとして捉える人々が多いとされ、これはちょうどSNSの流行と自動車の普及する時期とが一致してしまったため、注目を集めようとして「機能よりも外観」重視のカスタムに走り、かつセルフプロデュースアイテムとして「自分らしさ」を表現するために思い思いの改造がなされている、と言われているもよう。
よって、多くの場合ではそのメーカーの歴史とは関連性のないカラーリングが用いられたり・・・。
最大限の自己主張がなされることも。
しかしながらこれもクルマの楽しみ方のひとつであり、ぼくはまったくこれを否定するつもりはなく、そしてもちろん同様の傾向は日本でも欧州でも米国でも東南アジアでも見ることができ、しかしとくに中国でのカスタムが(けっこう激しいので)目につきやすい、ということなのかもしれません(そしてその方向があまりにその自動車メーカーのDNAとかけ離れている場合、話題になりやすい)。
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参照:Reddit