| ヴィジヴ・パフォーマンスSTIコンセプト以降、スバルのデザインは何かが違う |
さて、何かと話題の新型レヴォーグですが、チョコチョコとその姿が目撃されている模様。
今回目撃されたのはまったく偽装のない個体で、ナンバープレートには「LEVORG STI Sport」の文字が見られ、カタログ等の撮影のために用意された車両なのかもしれません。
新型レヴォーグのデザインは「レヴォーグ プロトタイプ」「レヴォーグ プロトタイプSTI Sport」そのまんま
新型レヴォーグのデザインは東京モーターショーにて発表された「レヴォーグ プロトタイプ」、東京オートサロンにて発表された「レヴォーグ プロトタイプSTI Sport」に準ずるものになると思われ、そしてこれまでのリーク画像、スパイフォトを見る限りではそれらと同じ姿で発売されることになりそう。
スバルは新型レヴォーグについて、そのコンセプトを「クルマの本質である運転を、心から愉しめる未来をつくること」だと発表していますが、従来型レヴォーグについてもエンジンは「全車ターボ」となり、1.6リッターエンジンは170馬力、2リッターエンジン搭載モデルはなんと「300馬力」と非常にパワフルで、駆動方式にもADWのみを採用していることから、走りを強く意識しているということがわかりますね。
さらにはワゴンばかりのスバルのランアップ中においても、ルーフに「後ろ下がり」を採用してクーペフォルムを押し出し、積載性を重視したインプレッサ(レヴォーグよりも小さいが、室内空間は逆に広い)や、アウトドアテイストを押し出したレガシィ・アウトバックとも異なる、「スポーツ」を全面に押し出しているクルマがレヴォーグということになりそう。
そこですでに公開されているレヴォーグ・プロトタイプと現行レヴォーグとの比較ですが、比べやすいよう、一部画像は反転させています。
まず、こちらは新型レヴォーグ・プロトタイプ。
こちらは現行レヴォーグ。
これと比較すると、新型レヴォーグはずいぶんシャープに、そして彫りが深くなっていることがわかりますね。
レヴォーグ・プロトタイプのサイド。
ホイールアーチの形状につき、「円」から、やや角度を持ったデザインへと変更されていることがわかりますが、これは「ヴィジヴ・パフォーマンスSTIコンセプト」「VIZIV 7」「ヴィジヴ・ツアラーコンセプト」「ヴィジヴ・アドレナリンコンセプト」等、一連のヴィジヴシリーズにも通じる形状です。
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加えてリアサイドウインドウの形状も新しくなって、「尻上がり」に、そして面積も縮小。
これによってCピラーの面積が増加し、「クーペ」っぽい力強い印象を受けます。
さらに、サイドのプレスラインが「ドアハンドル上」から「ドアハンドルと同じライン」へ。
ちなみにサイドのプレスラインとドアハンドルとの位置をどうするかによってずいぶんイメージが変わるようで、新型BMW4シリーズでは、このプレスラインを従来型では「ドアハンドルと同じ位置」だったものを、新型では「ドアハンドルの下」へと移動させることで重心の低さを演出した、と紹介されています。
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先日発表された、アキュラTLSも新型レヴォーグと同じ、「プレスラインはドアハンドルと同じライン」。
けっこうこの”ドアハンドルと同じライン”は多いようですね。
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話をレヴォーグ・プロトタイプに戻すと、リアフェンダーとCピラーとの間には、明らかな段差があり、これによってリアフェンダーが大きく張り出しているように見えます。
そして、その段差を演出するプレスラインは立体的なテールランプからリアハッチへと繋がり、水平基調のラインを構成することで「ワイド」感を演出していて、これはGRヤリスも同様ですね。
リアバンパーは現行モデルに比較すると「ヒップアップ」を意識したように見え、全体的にウェッジシェイプが強調され、躍動感が強く感じられます。
リアバンパー本体のデザイン性も高くなり、「実用車」から「オシャレなプレミアムカー」へと変貌を遂げたという感じ。
テールランプは細くコンパクトになっていますが、これによってランプ間の(ボディカラー同色部分の)面積が増えることになり、やはりワイド感を主張しているようですね。
フロントも大きく変わって、テールランプ同様、ヘッドライトがコンパクトに。
フロントグリルは横方向へ拡大され、バンパー内のロワーグリル、左右グリルの形状が変更されて「ハの字デザイン」が採用され、これによってやはりワイド感が強められているようです。
現行レヴォーグと比べると、レヴォーグ・プロトタイプは、フロントグリルを起点(中心)として、そこから後ろに向けて一気に風が流れてゆく様子が手にとるようにわかると思います。
参照:5ちゃんねる