| 新型トヨタ・スープラのモデル構成、細部が明らかに |
2019年1月のデトロイト・モーターショーにて発表されると(トヨタ欧州から)公表された新型スープラですが、今回はトヨタの届け出書類から詳細情報がリーク。
これはトヨタA90スープラ専門掲示板、SupraMKVにて掲載されたもので、エンジンについては262馬力を発生する2リッター4気筒ターボの「B48D」、3リッターターボの「B46D(スープラ”30iに搭載”」、やはり3リッターターボながらも仕様違いとなる「B58C(トップレンジのスープラ40iに搭載)」という構成。
「30i」「40i」というグレード名はこれまでのトヨタ車に見られず、しかし最近のBMWが好んで用いる名称でもあり、このあたりBMWとトヨタとで何らかの話し合いが持たれ、エンジン供給を行うBMWの意向が反映されたのかもしれません。※それぞれの出力はBMW版の「30i」「40i」に合わせられると思われる
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新型スープラの細部はかなり「こだわった」構造に
同時にパーツリストも大量に流出して細部の構造が明らかになっており、ここでそのいくつかを見てみましょう。
まずはエンブレムですが、これはおなじみトヨタ、そして「Supra」の文字。
ただし「Supra」文字の方はA80スープラとは似て非なるもので、先代では文字の書き始めと書き終わりが力強く太い処理がなされていたのに対し、新型スープラのフォントでは書き始め、書き終わりともの「細く」。
「S」のはじめと終わりと「a」の終わりに顕著ですが、これによって軽快さやスピード感が出ているようにも思えます。
こちらはテールランプとバックフォグランプ。
バックフォグはおなじみF1タイプですね。
こちらはシート。
かなりサイドサポート部が大きく、座面の後方(ヒップ部分)が下がっていることがわかります。
ヘッドライト内部。
6つのLEDユニットを持っています。
ステアリングホイール。
BMWとほぼ同じものですが、グリップ部がより立体的な構造を持つようにも。
シフトレバー、というかセレクターレバー。
形状的には完全に「スイッチ」で、これを積極的に使用してシフトチェンジしようという気にはならず、つまり「パドルで操作しろ」ということなのかもしれません。
こちらはダッシュボード。
ドライバーオリエンテッドなデザイン、大きなカーブを持っていた80スープラとは大きく異なり、水平基調のデザイン。
メーターは完全にデジタル。
左右に分割されているようですね。
ダッシュボードに取り付けられる各パーツ群。
リアバンパー、そしてディフューザーの構造。
のちにディフューザーを大型化したハードコアモデルが登場するかもしれませんが、ディフューザー部分だけを容易に交換できるのは「カスタム派」にとってうれしいところ。
こちらはフロントバンパー。
思いのほか(FT-1ほど)先端が尖っていないようです。
ドア。
サイドアンダーが別パネルで構成される、かなり珍しい構造を持っているようです。
ドア内張り。
ウーファーとツイーターとが分離しており、これもダッシュボードとの連続性が与えられていた80スープラとはかなり異なるデザインに。