| まさかゼロヨンでここまでのタイムを出せるとは |
さて、新型トヨタ・スープラのノーマル状態での秘めたる性能、そしてチューニングポテンシャルが高いことは周知の事実ですが、今回なんと「ライトチューン」のスープラがゼロヨンにて10.96秒(終速201.5km/h)を記録したという動画。
これがどのくらいのタイムかというと、マクラーレンF1、ホンダNSX(新型)、シボレー・コルベットZR1、日産R35 GT-Rあたりが10.80なので、おおよそこれらに匹敵する速さだということになります。
変更したのはダウンパイプ、ECUとタイヤ/ホイール
今回動画を公開したのはThat Racing Channelで、明かされているチューニング内容としてはダウンパイプ、ECU、そしてホイールとタイヤ。
エンジン出力は442HP(ノーマルは340馬力)とのことですが、ノーマルのスープラが記録した12.5秒(終速175km/h)よりは格段に速くなっています。
タービンの交換や足回りのセッティング変更なしでこのタイムを記録したのはまさに驚きとしかいいようがなく、改めてスープラの基本性能の高さを思い知らされたことになりますね。
新型スープラはもともとレースに参戦することを前提に設計されており、そのためにクーリング含むパワーアップへの対応やエアフロー改善が簡単に行えるのが特徴。
レースに参戦する場合、クラスによってはその改造範囲が狭く、「構造変更をできない」場合がほとんど。
しかしながら最初から「変更しなくてもいい」構造を持たせていればレギュレーションに縛られず、そのためにスープラは簡単に改造ができる想定となっています。
なお、GT-Rなみのタイムといえばサーキットにおける新型スープラの走行性能も非常に高いことが立証済み。
コースによってはポルシェすら凌駕することも証明されていますね。
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スープラの改造はこれからますます盛んに
そして発売前からトヨタは「チューナー大歓迎」の姿勢を示しており、そのためにスープラ発売直後から世界中のショップ/チューナーが続々カスタム/チューンに参入。
その盛り上がりというと尋常ではなく、すでに500馬力を突破したショップも登場しています。
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そしてマフラーは英ミルテック、そしてGRスープラGT4の開発パートナーでもあるアクラポビッチも発表済み。
サスペンションだとKWがすでに製品を発表済み。
HKSもこれに追随するものと思われます。
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そのほか、「ポン付け」によるパワーアップチップも発売され、新型スープラは「さほどお金をかけなくても」かなり高い領域にまで性能を向上させることができそうですね。
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