| 幸いなことにドライバーにダメージはなく、スープラのドライブトレーンも(おそらく)無事 |
先日、「GRスープラのエアインテーク(のように見えるもの)はダミーで、カバーを外してもエアを取り入れたり、抜いたりできない」という動画にて一気に注目を集めたジャッキー・ディン氏。
今回はサーキットにてスープラを走らせていますが、残念なことにクラッシュを喫してしまい、おそらくは「世界で最初の、個人オーナーによるサーキットでの新型スープラのクラッシュ」に。
芝生はやはり恐ろしい
事故が起きたのは前回の動画を撮影したのと同じサーキットのようで、その第二セッションにおいて。
動画のコメントでは「まだプッシュすらしていない」状況下で右カーブを曲がろうとしたところ、トラクションが抜けてしまいクルマが慣性に従い左に流されることに。
そしてそのまま芝生に乗ってコントロール不可能となってタイヤバリアにヒット、という状況です。
このあとはジャッキー・ディン氏の短い叫びが聞こえ、カメラが回転しながら飛んでゆくというショッキングな映像に。
こちらは後部を捉えた車載カメラの映像。
幸いだったのは衝突の角度が浅く、接触したのがコンクリートウォールではなくタイヤであったこと。
よって、ジャッキー・ディン氏いわく「メカニカル的なダメージはたぶん大丈夫」。
それでもボディパネルへのダメージは大きく、フロントバンパー、ヘッドライト、ボンネット、フロントフェンダー、そしてそれらのインナーも交換が必要な状態に。
サスペンションアームやハブ類にダメージが及んでいる可能性もありそうです。
ドア、ミラー、リアフェンダーも要交換。
インテリアだとステアリングホイール、サイドのエアバッグが開いており、クルマに搭載される「事故時に自動で警察に通報される機能」によって警察にも連絡が行っている、とのこと(北米仕様のみ?)。
ただ、不幸中の幸いだったのはジャッキー・ディン氏に怪我はなく、仲間たちもなぐさめてくれたこと。
ちなみにこの女性は、同乗していたわけではないものの、鼻血が出ているようですね(レーシングスーツを着ているので、彼女も自分のクルマでサーキットを走っているのだと思われる。なんとなくシュール)。
ジャッキー・ディン氏は「自分のミスがこの事故を招いた」と誰かやクルマのせいにせず、素直に過ちを認める潔さを見せています。
さらには「自分のプロジェクトはまだ終わっていない。どれくらい時間がかかるかはわからないが、修理が可能ならば修理し、それが無理ならば別のスープラを購入して戻ってくる」。
まだまだ心は折れておらず、復活に期待したいところですね。
それでは動画を見てみよう
こちらがその事故を記録した、自身の車載映像。
やはり事故の瞬間はかなり生々しく、破損したスープラの痛々しさが感じられます。
それでもジャッキー・ディン氏は「修理できなければもう一台買う」とも宣言しているので、よほどスープラを気に入ったのでしょうね。
VIA: Jackie Ding