| ボクはACシュニッツァーのパーツには絶対的な信頼を置いている |
ACシュニッツァーがついにトヨタGRスープラのカスタム/チューンを公開。
ACシュニッツァーというとBMWの専門のチューナーで、BMW本体からも一目置かれる存在です。
そんなACシュニッツァーですが、当然ながら「トヨタを手掛けるのははじめて」。
もちろん、これはGRスープラがBMW Z4と共同にて開発されたということ、そのため構造やパーツがほぼ同じである、ということに起因しているものと思われます。
ACシュニッツァーはGRスープラに対して「本気」で来た
そして今回ACシュニッツァーがラインナップさせてきた内容は「パフォーマンス」「エキゾーストシステム」「サスペンション」「ホイール」「エアロダイナミクス」「インテリア」と多岐にわたり、これはBMW車に対するのと同じ内容。
つまり「本気」で取り組んできた、ということですね。
ここでその内容を見てみましょう。
「パフォーマンス」面だと400馬力追加ECUも
まず「パフォーマンス」にて用意されるのはアップグレードECU。
これは「プラグ&プレイ」、つまり純正ECUに、このプログラム済みのアップグレードECUを接続するだけ。
そして、そこは安心のACシュニッツァーだけに3年から最高で5年保証が適用され、環境性能を損なわずに出力はノーマルの340馬力からなんと400馬力まで向上。
ACシュニッツァーは長年BMWのチューニングに取り組んできており、国産チューナーはもちろん、世界中のチューナーが発表するGRスープラ用追加ECUの中ではもっとも信頼性が高い、と考えています。
そしてもう一つ用意されるのはエンジンカバー。
実際にパフォーマンスが向上するわけではありませんが、気分は大きく盛り上がりそうです。
「エキゾーストシステム」のテールパイプは2種類
エキゾーストシステムはステンレス製で、テールパイプは「スポーツブラック(マットブラック)」と「カーボンファイバースリーブ」が選択可能。
パイプ形状は純正同様ですが、排気ガスの流れ、抜けを「良く」しており、ターボエンジンには最適な仕様となっているようですね。
「サスペンション」は安価な”スプリングのみ”も
サスペンションに関しては、車高調整式の「RS」、そしてスプリングのみもラインアップ。
「RS」だとフロントは最大40ミリ、リアは30ミリダウン。
”フロントを下げ気味に”するのはAC」シュニッツァーの伝統とも言えますね。
もちろん車高だけではなく、伸び側と縮み側とを個別に調整することが可能です。
スプリングだとローダウン幅はフロント15-25ミリ、リアも15-25ミリ。
「バネだけ」をそっくり入れ替えるタイプです。
ホールラインアップは4種類
ホイールラインアップは4種類で、「AC1」だとブラック、そしてブラックに切削加工という2パターン。
まさかACシュニッツァーのスターホイールがトヨタに収まるとは、という感じですね。
「AC3(鍛造)」だとやはりブラック、そしてこれもブラックに切削加工という2種類です。
AC1、AC3ともサイズは20インチ、フロントは9J(AC1は8.5)、リアは10J(やはりGRスープラのフロントタイヤはかなり太い)。
ただしオフセットは両者で異なり、AC1ではフロント43/リア43、AC3ではフロント25/リア33。
空気圧センサー、センターキャップ、ホイールボルトも揃います。
エアロパーツはスープラのイメージを一新
そしてエアロパーツだとまずはフロントスプリッター。
マットブラック仕上げで、「ペイントなしで」使用可能です。
製造はドイツなので品質面においても安心ですね。
こちらのカーボンベントは「競技専用(ドイツでは認可されていない)」。
内部はカーボンファイバーの複数レイヤーにて構成され、エンジンルーム内の熱を効率的に排出する、とのこと。
カーボン・レーシングリアウイングはフロントスプリッターとともにダウンフォースを増加させることが可能。
もちろん名称の通りウイングそのものはカーボン製で、「ACシュニッツァーらしい」デザインを持っています。
なお、これらエアロパーツにはすべて2年保証が付与されるようですね。
「インテリア」ではこんなパーツも
最後は”インテリア”ですが、おなじみACシュニッツァーらしいデザインを持つペダルがラインアップ。
そのほか、スマートキーを挿しておくために「ホルダー」、システムコントローラーのノブに装着するカバーも。
ACシュニッツァーのパーツは「安くはなく」、しかしその品質や機能は折り紙付き。
GRスープラのカスタム/チューンについては、「トヨタ」に強い日本のチューナーのパーツを選ぶか、BMWに強いドイツのチューナーのパーツを選ぶのか迷うところですが、やはりぼくとしては後者を選びたいと思います。
なお、ACシュニッツァーのパーツは日本だとアドベントが輸入を行っていますが、今のところ日本のサイトにはスープラ用パーツは登場していないようですね(よって価格は不明だが、BMW用パーツから推測はできる)。