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トヨタ/レクサスが「エンストの可能性」として日本で11万台、北米で120万台のリコール発表。全世界では320万台にまで発展か

2020/03/09

| 日本だとノア/ヴォクシー、アルファードやレクサスRX/NX/LS/LC等含めて合計30車種、112,934台 |

トヨタが日本国内にて30車種112,934台、北米にて約120万台規模のリコールを発表。
内容としては「燃料ポンプが作動不良に陥る可能性があり、最悪の場合はエンジンがストールする」というもので、北米においては2020年1月に「調査中」として発表されていたもの。
その際は対象につき70万台程度とアナウンスされていましたが、今回の発表ではそれが120万台に拡大しており、ともすると180万台、全世界では320万台規模のリコールにまで発展するのでは、とも報じられています。

トヨタ・ランドクルーザー、レクサスNXなど70万台が北米でリコールの可能性。現在調査中なるも「燃料ポンプの不具合でエンジン停止、再始動不可」

日本におけるリコール内容はこうなっている

日本においては、該当の問題が555件発生しており、事故こそは起きていないものの、トヨタとしては「少なくない数」。
問題発生の状況としては下記の通りで、対応としては「全車両、燃料ポンプを対策品と交換する」。
こういった問題において、よくある対応としては「該当期間に製作された車両をチェックし、問題があれば良品と部品を交換する」という場合が多いのですが、今回は「全車両の部品を交換する」としているので、該当ポンプについてはすべからく問題が発生する可能性がある、と捉えて良いのかもしれません(予防的側面からの交換ということもあるかと思う)。

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切な ため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

国土交通省

対象となるモデルは下記の通り

なお、今回のリコール対象となるモデルはかなり多く、ざっとまとめると下記の通り。
トヨタ車のほか、レクサスも含まれます。
リコール台数=販売台数というわけではないと思いますが、レクサスに限っては基本的に「上位モデルのほうが台数が多い=上位モデルのほうが売れている可能性が高い」ようですね。

車種製作期間対象台数
ノア
ヴォクシー
エスクァイア
H26/9/1~H26/12/434,403
クラウンH25/9/1~H30/11/1416,357
アルファード
ヴェルファイア
H29/10/2~H30/11/248,658
FJクルーザーH25/9/2~H27/3/34,631
ランドクルーザーH25/9/2~H27/2/253,793
ランクル(プラド)H25/9/2~H27/3/41,391
レクサスLS460H25/9/2~H27/2/233,229
レクサスLS460LH25/9/2~H27/2/24208
レクサスLS500H29/11/7~H30/11/65,168
レクサスLS500hH29/10/5~H30/11/59,514
レクサスLS600hH25/9/2~H27/2/242,781
レクサスLS600hLH25/9/2~H27/2/24763
レクサスRX450hH29/10/2~H30/12/276,262
レクサスRX450hLH29/10/26~H30/12/261,677
レクサスNX200tH26/6/2~H27/5/84,940
レクサスGS250H25/9/3~H27/2/21356
レクサスGS300H29/10/5~H30/12/10245
レクサスGS350H25/9/2~h30/12/61,415
レクサスGS450hH25/9/2~H27/2/231,880
レクサスLC500H29/10/5~H30/12/61,454
レクサスLC500hH29/10/6~H30/11/9737
レクサスIS200t
レクサスIS300
H29/10/2~H30/11/301,136
レクサスIS350H25/9/2~H30/11/261,006
レクサスIS FH25/9/10~H26/7/23118
レクサスRC300H30/6/7~H31/1/14146
レクサスRC350H26/4/16~H30/11/30666
合計30車種112,934台

VIA: ABC News

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